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【読書】「情熱プログラマー」

プログラマー・ITエンジニアという仕事をしていると、日々新しい技術を学んでいかなければすぐに時代に取り残されてしまう。
と思ってはいるものの、やる気が出なくて勉強する気が起きない日が続くこともあります。
そういう時は書店にいってやる気を上げてくれそうな本を探して読むことを心がけています。
学ぶこと自体よりも、やる気を上げて行動に移すことの方が難しいです。

私は現在開発者としての立場よりも教育者として技術を教える仕事の方が多いです。
教育の仕事では、技術を教えることよりも、いかにして教わっている側のモチベーションを保つかの方が重要だったりします。

教わっている側のやる気を上げる術を知るためにも、定期的に自分自身のやる気を上げるための本を読むのは大事なのかもしれません。

最近やる気を上げようと思って読んだのが「情熱プログラマー」です。

初版が出版されたのが2010年と、今から10年以上前のため、本の中で触れられている技術情報については若干時代遅れ感は否めませんが、プログラマーとしてどうやって自分の価値を高めるかというマインドの話については非常に有益な情報満載です。

技術を学ぶための本については基本的にいつ読んでも良いと思います。
仕事でその技術が必要になった時。
あるいは学びたいと思ったときに読むのがベストでしょう。
しかし、今回紹介した「情熱プログラマー」のような、開発者としてのマインドセットを学ぶための本はできるだけ若いうちに読んでおいた方が良いと考えます。
類似でおすすめの本としては、「達人プログラマー」や「プログラマが知るべき97のこと」などがあります。

まだプログラマーとして働いた経験のない人にとってはイメージしにくい部分も多く、若干ハードルは高いかもしれません。
プログラマーとして働き始めて1〜3年目の間に読むと、プログラマーとしての教養が高まり、今後技術を学ぶとき、仕事をするとき、キャリアを考える際に役に立つ事でしょう。

***

以下はこの本を読んでいて得た事の個人的なメモです。

・コーディング以外にビジネスについても学ぶ。
どのビジネスを学ぶかはよく考えること。

・一番下手くそでいよう
周りいる人のレベルによって自分がどれだけ成長するかが決まる。
自分が一番下手くそでいられる状況を見つけよう。

・万能選手になろう
万能選手は滅多にいない。だからこそ価値がある。

・スペシャリストになろう
スペシャリストとは、それしかできることがない人のことではない。
内部の仕組み、どうやって動いているのか、まで知っている人こそがスペシャリスト。

・情熱を持って取り組めるかどうか
学校でどれだけ教育をされていても情熱を持っていなければ役には立たない。
情熱を持って取り組んで熱中できることができれば、教育を受けたかどうかなど関係ない。

・ビジネスの仕組みを知って想像力を働かせる
ビジネスに付加価値をつける。

・師匠を探す、師匠になる
信頼、尊敬できる師匠を探す。
自分が学ぶべきスキルを選んでくれる人は重要。
自分が教える立場になることでより多くを学ぶことができる。

・練習を続ける

・読心術
相手が求めていること、今後依頼されるであろうことを先取りして終わらせておく。大きな信頼が得られる。

・今の職務を全力でやる
自分には相応しくない仕事だと思って渋々やったところで、マネージャーからの評価は上がらない。

・失敗する方法を学ぶ
失敗を知ることで、以後どんな障害が発生するかを予測できるようになる。

・できないことは「できない」とはっきり言う

・現状の報告で自分自身を売り込む

・視点が異なれば認識も異なる
客観的な評価なんてない。
評価者と自分の立場によって、何を基準に評価するかは異なる。
評価者が何を基準に評価しているかを認識する。

・週に一度最新技術を調査する時間を作る


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