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オブジェクト指向の理解を深めるための本

こちらはエンジニア向けの記事になります。

プログラミングについての基本を学び、ある程度プログラムが書けるようになってきたら、オブジェクト指向についてもある程度理解を深めたいところ。

ぶっちゃけたところ、最近のプログラム開発は当たり前にフレームワークを使用し、プロジェクトによってはローコード、ノンプログラミングなんてのもあって、オブジェクト指向について詳しい知識がなくても、開発がある程度できてしまいます。

オブジェクト指向がプログラマーにとって本当に必要な知識として残っていくのかどうかは現時点では何とも言えませんが、現状、フレームワークを作る側の人や使いこなしているプログラマーはオブジェクト指向を知っているし、何となーく開発しているプログラマーは何年たってもあまりよく分かっていないという印象です。

フレームワークに使われないプログラマーを目指すには、ある程度オブジェクト指向について学習するのがおすすめです。

スッキリわかるJava入門

Javaの入門書で、そもそもプログラミング初心者向けの本ではありますが、オブジェクト指向の概念をRPGゲームを例に説明しており、ゲームが好きであれば初心者にも分かりやすい本かと思います。

ゼロからわかる UML超入門

UMLは、オブジェクト指向を用いた分析・設計についてのモデリングを行う際に使用されるダイアグラム(図)の集合体のこと。
オブジェクト指向を知るうえでUMLは必須ではありませんが、後々デザインパターンなどを学習していくとなるとクラス図とシーケンス図あたりはおさえておきたいところです。
それら2つを含む、UMLの全体像について詳しく知りたい方は一度入門書に目を通してみるといいかも。

アジャイル時代のオブジェクト脳の作り方

Rubyによるオブジェクト指向の解説本です。
人間、社員を例にオブジェクト指向を説明していくのですが、個人的には非常にイメージしやすくて分かりやすいです。
私が研修の中でオブジェクト指向やデザインパターンについての話をするときにもこの本の内容を参考にすることが多いです。
私はRubyについてはそこまで詳しい知識はなかったのですが、オブジェクト指向の考え方がすごくイメージしやすかったので読みやすかったです。
ですので、Ruby使いでない人にもおすすめです。

オブジェクト指向でなぜつくるのか

そもそもなぜオブジェクト指向という考え方が必要だったのか、その根本的なことをプログラミングの歴史的な背景と共に解説されており、オブジェクト指向の必要性を深く知ることができます。
Javaの知識がないとなかなか難しいかもですが、すごく勉強になる内容盛りだくさんです。
こちらの本の内容も、私がオブジェクト指向について教えるときによく参考にしています。

Head Firstオブジェクト指向分析設計

少し古い本ですが。。
システムの要件からどのようにクラス設計に落とし込んでいくかというノウハウがまとめられた、タイトル通り、オブジェクト指向による分析と設計手法を知るための本。
私が新人の時にオブジェクト指向の理解を深めるのに役立った本。

Java言語で学ぶデザインパターン入門

オブジェクト指向を本当の意味で活用するには、デザインパターンは避けては通れません。
おそらくこの本がデザインパターン入門書の定番かと。
デザインパターンはオブジェクト指向の設計のパターンで、フレームワークの内部などでは多く使用されています。
この本ではGoFの23のデザインパターンを紹介しています。
23個は正直多く、正直難しいパターンや、あまり使われていないであろうと思われるようなパターンもありますが、オブジェクト指向を深く理解するという意味では一読の価値があるかと思います。

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