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勘を身につけるための仮説思考

以前、経験で身につくものは勘、とか直感であるという記事を書きました。

この記事を書いていた時点では、経験を重ねることで勘が身につくことはそれこそ直感として分かっていましたが、具体的にどういうプロセスで身につくのかはいまいち分かっていませんでした。

ですが、最近「仮説思考」という本を読んで、勘の身に付け方がなんとなくわかりました。

勘を身に付ける方法は、本のタイトルそのまんまですが、仮説思考を身に付けること。
具体的には、問題解決を行う時に、ネットで調べたり誰かに質問して答えを求める前に事前に自分なりに仮説を立ててそれを検証する習慣を持つこと。
仮説を持って検証をする習慣を持った上で経験を積めば、勘を身に付けることができるでしょう。

少し前にこんな記事も書きました。

内容をざっくり説明すると、今は大抵のことはネットで調べれば解決する時代だけどネットに頼りすぎると理解力が向上しませんよ、って話。

要はネットに頼りすぎると、問題解決を早めるつもりでも、理解が深まらないが故に長期的には問題解決能力が身につかないということを伝えたかったのですが、「仮説思考」の本を読んで、ネットに頼りすぎる人は理解力だけでなく勘も身につかないということに気付きました。

人間は知識量ではインターネットには絶対に勝てません。
知識だけで勝負するならこれからの時代、AIの方が圧倒的に有利です。

AIに代替できない、人間にしかできないスキルの一つが「勘」であると私は思います。

AIに代替されない人になるためにも、日頃から問題解決に取り組む際には自分なりの仮説を立てて検証するために試行錯誤することが重要だと思いました。

以前にも書きましたが、ネットは知らない用語の意味を調べるなど、新しい知識を獲得するためには非常に便利なツールですが、知識だけでは解決できない問題を解決する際に、いきなりネットから答えを求めてしまう傾向がある人は危険です。

成長して成果を出せる人になるためには、ネットを使ってすぐ答えを探すべき場面と、自分なりに仮説を立てて検証する場面をきちんと見極めて使い分けることが大事である気がします。

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参考にした本


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