2020年度 新入社員研修日記【40日目~58日目】

1~39日目まではこちら


40日目 個人開発3日目

講義内容
・個人開発
今年はカリキュラムの都合上去年よりも個人開発の時間が1日半ほど短くなっている。
時間がなくてみんな大変そうだ。

・Git
講義は特にないんだけど、グループ開発ではGitを使ってソースコードを管理することになるので、個人開発でも使える人は使ってみよう。
ということで概要を簡単に説明。

ディスカッション
・議事録は誰が発言したかをきちんと書くようにしよう
後々、誰が言った言わない、の話になった時、議事録が役に立つ。
情報が抜け落ちていると、せっかく書いた議事録も役に立たないままで終わってしまう。

・決定事項にテーマを書かないようにしよう
結論とテーマをきちんと区別しよう

・議事録は送る前にメンバーに確認しよう
報告書類は一度誰かに送ってしまうと、後々訂正するのは面倒。
身内のメンバーに確認を取って、問題なければメールを送るようにしよう。

講義以外の話
・お金と時間の関係についての話(研修生談)
全てを時給換算で考えると、自分を無駄遣いしない思考になる

・マスクの価値、市場価値とはどのように決まるのか(研修生談)
需要と共有のバランス、神の見えざる手、転売ヤーの話。

感想
個人開発になったことで、質問がすごく増えた。
けど、質問によく来る人はなんとなく固定化されている。

週末は研修生同士で集まって勉強会を実施するらしい。
すごくいい雰囲気だ。

41日目 個人開発4日目

講義内容
・個人開発

・BootstrapとLINEのAPIについて
BootstrapはCSSのフレームワーク。
講義では扱っていないけれど、個人開発でレイアウトをいい感じにしたい人は是非とも使ってみよう。
様々なWebサービスを提供している企業が、APIを提供している。
LINEのAPIを使用することで、プログラムから通知を送ったりすることができる。
グループ開発でも使ってみたい人は是非つかってみよう。

ディスカッション
この日はディスカッションの最終発表日。
それぞれのグループで発表資料を作成してもらい、グループ開発でどんなシステムを開発するのかを発表してもらった。
他のグループのメンバーから、こんな機能はないのか、などと様々な意見があり、他者の視点から多くの意見をもらっていた。
発表は、みな3分間スピーチである程度人前で話すことに慣れていたこともあり、比較的上手だった。

感想
・日報に気づきを書く人が多くなってきた。
講義がほぼなくなって、自分たちで考えて行動することが増えたので、その分気づきや学びが増えたのだろうと推測。
そう考えると、講師の役割とはいったい何なのだろうと考えさえせられる。

朝一に自由にスピーチをする時間を設けているが、結構長めに話をする人も出てきて、トータルで1時間近くスピーチの時間を設けてしまった。
どこかで制限は必要なのかもしれない。
また、朝に話すことを考えるので頭がいっぱいになって、個人開発があまり進まないという人がいた。
これは本末転倒、、何事も良い方面に働くこともあれば、マイナスに働くこともあるということなのかしら。

42日目 個人開発5日目

講義内容
・個人開発
みんな黙々と個人開発を進めている。
JavaScript、バリデーション関連、あいまい検索関連などで質問が多かった。

土日を挟んでの5日目。
個人開発の日数自体は去年よりも短くなっているのだが、土日で頑張った人が多かったためか、進捗はそれなりに進んでいて、去年と遜色ないように思う。
リモートがあったおかけで、PCを持ち帰り可にしたことが大きな要因かもしれない。

講義以外での内容
・書籍「嫌われる勇気」の紹介。
原因で考えるのではなく、目的で考える(研修生談)

・気づきについて
先週の日報は全体的に気づきを書いている人が多かった。
おそらく、講義がほとんどなくなって、個人開発やディスカッションといった、自分で考えて行動することが多かったので、その分気づきが多かったのだろうと思われる。
ここからの1ヵ月は、どれだけ自発的に動くことができたかが勝負。
自発的かそうでないかで、大きな差が生まれる。

・経験で身に付くものは勘
知識は、経験を重ねるよりも、本をたくさん読んだ方が手っ取り早く身に付く。
プログラミングの経験で大事なのは、知識を増やすことではなく、エラーを読み解く力や、エラーが出た時のデバッグ力や、問題の解決策を考える思考力や推測力など。
それらの力が身に付くと、問題が起きた時の解決が早くなる。
それらを総じて勘と呼ぶのだと思う。
Springのことで多くの質問を受ける。
実は私はSpringでの開発経験はそこまで豊富ではない。
けど、ほとんどの質問には対応できているし、エラーが起きた時もなんやかんや対応できている。
これらは、いままでの経験で身に付いた勘がいい感じに働いているからだと思う。

43日目 個人開発6日目

講義内容
・個人開発
午前中は個人開発の続き。
午後は個人開発の発表。個人で開発したものをみんなの前でデモしながら苦労したところや工夫したところを発表してもらった。
ほとんどの人がフレームワークを使った中で、それなりのものを作ることができていたように思う。
発表も、3分間スピーチを経験したからか、みんな堂々と話すことができていた。

みんな機能はそれなりにできている人も多いが、レイアウトにあまり時間がさけなかった様子。
CSSは全然使われていなかったり、背景が見にくかったりなど、レイアウトの完成度はそこまで高くなかった。
それでも、フレームワークを使用して一通り動く形を作れていたので良かった。

デモをするとき、みんな緊張しているせいか、ログインできない(新規登録で作ったIDとパスワードを間違える)現象が多発していた。
久々に1人で人前で話すことでそれなりに緊張していたらしい。
グループ開発の最終発表ではこうならないように念入りに準備をしよう。

講義以外での内容
・雨の日は渋滞する
早めの行動を心がけよう。
遅刻しそうなときは早めに連絡をしよう。
連絡をして遅刻しないのは特に問題ない。
連絡がなくて遅刻する方が問題。

・行動しないことの損失(研修生談)
・100日後に死んだワニのマーケティングの話(研修生談)
・好きな小説の話(講師)
聞きたいと言われたので。。

44日目 開発工程1日目

講義内容
・開発工程
システム開発の流れについて学習。
要件定義 ⇒ 基本設計 ⇒ 詳細設計 ⇒ プログラミング ⇒ テスト
という、一般的なシステム開発の流れを解説。
ウォーターフォールやアジャイルなど、開発手法についても解説。
演習は個人開発で作成したプログラムについての基本設計書と詳細設計書を作成してもらった。
Excelに慣れているかどうかが作業スピードに大きく影響しているように思う。

個人開発が終わってみんな気が緩んでいるのかもしれない。
全体的に眠そうである。
1日中プログラムを作っていたのに、急にがっつり真面目な座学になったら、仕方ないかもしれないけれど。
開発工程は個人開発の前に持ってくるのが良いのかもしれない。

演習時、研修生の1人が、基本設計書をテーブル定義書で上書きしてしまい、3時間の作業が消えるという事が起きていた。
どんまいです。。こういうとき、Gitがすごく役に立つのです。

講義以外での内容
・時間の使い方(研修生談)
・副業をやるなら(研修生談)

45日目 開発工程2日目

講義内容
・テスト工程
テスト工程や、テスト手法などについての話。
テスト仕様書の品質を上げるためには、紙にアウトプットするなどして、テストパターンに漏れがないようにすること。
他の人にレビューしてもらい、漏れがないかをチェックする、しかない。

・Git
元々の予定にはなかったが、グループ開発では使用が必須になるので、先にGitのインストールとGitHubのアカウント作成と、コミット、プッシュ、プルなどを試す時間を設けた。
初めてGitを扱う人はかなり四苦八苦しており、結局Gitで試行錯誤している時間でほとんど1日使ってしまった。

講義以外で伝えたこと
・書籍「教える技術」のアウトプット
叱るよりも褒める。褒める時は行動を褒める。(研修生談)

・趣味を持つことの大事さ
仕事のモチベーションを上げる、辛いことを乗り越えるためにも、趣味を持つことが大事(研修生談)
仕事は辛いことも多いが、辛いの対義語は楽しいではない。
辛くても楽しいことはある。辛いと楽しいは両立することができる。

・時間の有効活用
仕組み化することが大事(研修生談)
書籍「神・時間術」の紹介(講師談)

感想
1つのグループがグループ開発での要件定義が終わっていなかったので、レビューをした。
レビューはしたが、メンバー自身が制作物の内容に納得できない様子。
1からやり直したほうが良いのではないか、という話になっている。
若干ぴりついている感じもある。
今ならまだ間に合うが、さてどうなるか。。

個人開発で作成したプログラムで、F5を連打するとデータが大量に更新されるという脆弱性を見つけた研修生がいた。
実際にはワンタイムトークンなどを使って対策をすることが必要なるよ。
こういったセキュリティの話を時間があればやりたいところ。

46日目 グループ開発1日目

講義内容
・グループ開発
この日からいよいよグループ開発。
それぞれのグループで、ディスカッションの中で作成した要件定義書をもとに、約2週間でシステム開発をしていく。
基本設計、詳細設計、プログラミング、テスト、最終発表
という流れ。
まずは全体のスケジュールを作成するところから。

1グループだけ、要件定義を1からやり直すことになったのだが、追い込まれたことで全員集中力が高く、午前中で要件定義を終わらせることができた。
どうなることか不安だったが、なんだかんだどうにかなるかもしれない。

・ビジネスマナー
席次、名刺交換、電話対応、飲み会のマナーについての講座。
名刺交換と電話対応は実演をしてもらった。
初めてで緊張している人も多かったけれど、これに関しては実践を重ねることで慣れていくしかない。

講義以外での話
・感受性はどうやったら高まるのか
感受性はおそらく成長の速度にも大きく関係しているように思う。
色んな話をしたときに、それがピンとくるかどうかという点に感受性が関係していると思う。
いわゆる気づきの能力の高さ。

・グループ開発での心がけ
目標(ゴール)とコンセプトを決めよう。
全員で協力しよう。
自分の言動に責任を持とう。ネガティブな感情はすぐに伝達してしまう。
最後まで本気で取り組もう。手を抜いたら、学ぶものはなくなる。

47日目 グループ開発2日目

講義内容
・グループ開発
この日からは丸1日グループ開発。
基本設計をしていく。

4つのグループがあるが、何となくグループの色は既に出ている。
慎重に1つ1つ進めているグループもあれば、粒度は荒いがとにかくPDCAを多く回して進捗を進めるグループ、など。
見ていて面白い。
特に基本設計は、ざっくりとした画面レイアウトで進めるところもあれば、CSSで最初からがっつり作りこんでいるところもある。

講義以外での話
・歴史を学ぶ大事さ
台湾はなぜ親日国なのか(研修生談)
何事も歴史を学ぶことで、理解が深まる(講師談)

・不安について
不安は紙に書きだしたり、誰かに話すことで不安を少なくすることができる(研修生談)
不安はやったことがないことに対して持つのは当たり前。不安があっても、自信を持っていればどうにかやり切ることができる(講師)

・グループ開発におけるルール
グループ開発をうまくいかせるためには、ミーティングの時間や、Gitの運用について、あらかじめルールを決めておくことが大事。

感想
この日からは講師の役割はレビューと質問対応だけ。
みんな自分たちを信じて頑張るのだ。

やっとエアコンが直った。
直ったというか、新しくアップグレードされた。
最低温度が以前は20度だったのが18度になっている。
操作パネルも新しくなっている。
付けてみたところ、非常に効きが良く、最終的に27度まで上げることになった。エアコンは偉大な存在であると改めて認識した。

髪を切った人が多い。

48日目 グループ開発3日目

講義内容
・グループ開発
進捗率の数値が明らかにおかしいところがちらほら。
工数や進捗率の出し方、計算方法などを伝えた。

いくつかのグループがテーブル定義まで終え始めた。
テーブル定義は、めちゃくちゃなグループが多いかと思っていたけれど、そこまでへんてこにはなっていなかった。
ただ、ポイントをおさえてきれいなテーブル定義ができているところはやはりない。

講義以外で伝えたこと
・工数と単価の話
自分の単価がいくらか知っておくのは重要。
沖縄と東京でどのくらい違うのか、日本と外国(アジア)でどのくらい違うのか、を知っておくことは自分の価値を図るうえで重要。

49日目 グループ開発4日目

講義内容
・グループ開発
進め方がグループによって大きく異なる。
PDCAを早く回すタイプのグループと、1つ1つの工程を丁寧にやっていくグループ、会話が多いグループ、などなど。やはり人の組み合わせによってグループの思考が大きく変わっている。

他の組み合わせだったらどうなっていたのだろうかと、気になる。

講義以外で伝えたこと
・抽象化思考の話
プログラミングの基礎を身に付けて、それを応用することができるかどうかは抽象化能力が高いかどうかにかかっている。
また、新しいことを学ぶときに、短期間で習得できるかどうかも抽象化の能力が大きい。
割と最強のスキルかもしれない。

・睡眠の話(研修生談)
寝不足だとどれだけできる人でもパフォーマンスが下がる。
凡人はパフォーマンスが下がらないようにきちんと寝ることが重要。

50日目 グループ開発5日目

講義内容
・グループ開発(プログラミング・詳細設計)
コミュニケーションの量がグループによって差がある。
うまく協力体制ができているグループもあれば、雑談が多いグループもあれば、連携があまりとれていないグループもある。

・Gitにかなり苦戦しているメンバーが多い。
GitはWebサイト制作の時点で講義に入れ込んで、徐々に慣れていってもらう方がよいのかもしれない。

・講義でほとんど扱っていないJavaScriptを使って開発しているグループが多いため、そのあたりで苦労している人は多い。
だけど、これはこれで自分で調べる力、デバッグ力など、開発力全体を上げるようにうまく作用しているようにも見えるので、良いことなのかもしれない。

講義以外で伝えたこと
・ビジネスで大事なのはセールスとマーケティング(研修生談)
ビジネスではどれだけスキルがあったとしても、それを売ることができなければ稼ぐことはできない。
そのためにはセールスとマーケティングのスキルが重要となる。

・キャラ設定の話
1年目で会社内のキャラがほぼ決まる。
どういうキャラでやっていきたいかは結構重要。

51日目 グループ開発6日目

講義内容
・グループ開発(プログラミング)
それぞれのグループで技術のできる人と技術があまり得意でない人がいる。
技術が得意でない人にどのような仕事を割り振り、どういったフォローをするのかがグループによって分かれてきた。

どのグループも遅れが目立ち始めた。
若干ぴりついているようにも感じる。
土日をどう過ごすかが重要になるのかもしれない。

講義以外で伝えたこと
・言いたいことは言おう
後悔はしないようにしよう。

・日々成長しよう
うまくいかないことがあったなら、それをどう解決していくかを考えていこう。

・スケジュール
リーダーはスケジュールをきちんと把握できているかどうか。

52日目 グループ開発7日目

講義内容
・グループ開発(プログラミング)
この日は最も所属人数の多い企業の研修生が帰社日になっていたため、昼過ぎに多くの人が抜けた。
しかし、こういった割り込みの作業が入ることはよくあること。
想定外の事態でも対応できるように余裕を持っておくことは大事。

講義以外で伝えたこと
・グループに貢献できる何かを探して自発的に動こう
プログラミングスキルは人によって差がある。
それは今の時点でどうすることもできない。
グループのために自分には何ができるのか、ということを1人1人が考えて行動に移すことが大事。

53日目 グループ開発8日目

講義内容
・グループ開発(プログラミング)
みなそれぞれ慣れない技術に苦戦している。
Gitがうまくいかない人、JSがうまくいかない人、Springがうまくいかない人、LINEのAPIの機能を使いこなすのに苦労している人。などなど。

講義以外で伝えたこと
・詳細設計の重要性
みな、自分勝手にプログラムを作成したことで、命名がそれぞれのプログラムでバラバラで、結合したときにうまくいかない現象が出始めている。
そうならないように詳細設計書やコーディング規約が重要な働きをする。
また、それぞれのプログラムが影響を受けないように、インタフェースやDIという機能がある。講義で習ったことをうまく活用してみよう。
自分たちなりにベストを尽くせば、失敗したとしても学べることが多く張るはずなので、まずは自分たちの思うベストを尽くして、うまくいく方法を模索しよう。

・助けてほしいときはアピールするときが大事
進捗が進まなくて誰かに助けを求めたい時は、アピールすることが大事。
普段から明るいキャラの人は、本当にピンチの時でも、ピンチであるように見えないことがあるので、見せ方は結構大事。

54日目 グループ開発9日目

講義内容
・グループ開発(プログラミング)

感想
・どのグループのデータの取得に苦労している。
SQLの知識があれば一瞬で解決できそうなものも多々ある。
やはり、SQLの講義が2日しかないのは少なすぎるのかも。
SQLの知識があるとないとでは、プログラミングの作業効率が信じられないほど変わるという事実を知った方が良い。

55日目 グループ開発10日目

講義内容
・グループ開発(プログラミング)
そろそろプログラミングの工程も終盤に近付いてきた。

講義以外で伝えたこと
・最後まで気を抜かないこと
プログラミングが終わっても、テストや最終発表に向けた準備は残っている。
プログラミングが終わることで一安心する気持ちも分かるけれど、最後まで何が起こるか分からないので、気を抜かないこと。

・改善策は行動に移そう
毎日帰る前に進捗報告と、遅れている原因、その改善策を伝えてもらっているけれど、改善策は行動に移すように。
毎日同じ改善策をいう人がいるけれど、それは改善されていないので意味がない。
PDCAを回して研修中に少しでも成長することが大事。

感想
みなJavaScriptでかなり苦労している。
4グループ中3グループがゲームアプリを作成しているが、Webアプリでのゲームの場合JSは必須。しかしながら研修ではJSはほぼ扱っていないので、皆手探り状態。
純粋にJavaScriptで作成している人もいれば、jQueryを使用している人もいる。実装方法も人によってバラバラでも見ていて面白い。
JSは私自身そこまで開発経験が多くないので、質問されてもすぐには分からないこともあるが、Chromeのデバッグを使いながらネットでうまくキーワードを拾って検索すれば以外に解決できる。
この辺りはやはり経験から培われる直観がモノを言うのかもしれない。
JSの開発もやりたくなってきた。

56日目 グループ開発11日目

講義内容
・グループ開発(プログラミング・テスト)
そろそろ開発も大詰めを迎え始めている。

講義以外で伝えたこと
・節度を持った行動を
1日中グループでの作業なので、雑談が増えたり、会話が増えるのは分かるが、声のボリュームには気を付けよう。
教室の中には集中して作業している人もいる。
集中力は1度途切れてしまうと、同じ状態に戻るのに10~15分かかると言われている。
自分勝手な言動で周りの集中力やモチベーションを下げないように注意しよう。

・ミスやバグの修正は、状況を正しく把握してから実施すること
プログラムのバグやミスはもちろん修正したほうが良い。
だけど、タイミングを見極めることが重要。
ミスがあっても、最低限動いている状態で、納期が目の前に迫っているなら、急いで修正する必要はない。
むしろ、修正することで新たなバグを生み出して、まともに動かなくなったらどうしようもない。
今の状況と優先順位を正しく把握してから行動するようにしよう。

感想
各グループ、それぞれ問題は抱えているが、抱えている問題がそれぞれ違っていて面白い。
・連携がうまくとれていないグループ(プログラミングするのに詳細設計書を全く見ていない、など)
・メインのJavaScriptのプログラムが終わらずに進まないグループ
・DBの環境が人によってバラバラなグループ
などなど。
習ってきたことは同じでも、人の組み合わせによっておこる現象は全然変わってくるのだなと実感。

講義内容
・グループ開発(結合テスト)
どのグループもプログラミングの工程はある程度終了して、テストの工程に入っている。

テストを実施してNGだったものはNGだった記録を残すように。
テストでバグが出るたびに修正して、全てをOKにすることがテストではない。

週報
・研修での週報はこれで最後
今一度、今までに習ってきた報告書の書き方をおさらいし、最も完成度の高い週報が書けるように取り組もう。

講義以外で伝えたこと
・Herokuへのデプロイ
この研修の中では作成したプログラムをクラウド上にアップするまではしていない。
けれど、1グループ時間に少し余裕があるみたいだったので、Herokuのことを伝えて、GitHubと連携してデプロイを試してみてもらった。
最初はいくつかエラーも出たが、うまくアップすることができた。

・成果物の提出
設計書類などは、上司やユーザーに提出することがある。
その時、印刷をして紙で見る人もいる。
なので、開発の時に作成した成果物は基本的に印刷されることを前提として作成する。
誤字脱字や、印刷プレビューなど、印刷時にどう見えるかを今一度確認してから提出すること。

感想
今年はゲームアプリを開発しているグループが多い。
その結果、テストのフェーズの時、他のグループのメンバーに実際にゲームをプレイしてもらうことで、自分たちでテストする工数を削減することに成功するグループが出てきていた。
本来想定していたものではないけれど、ゲームを作ったことによって、思わぬところで効率よく作業を進めることができている。
これは新しい発見。

57日目 グループ開発12日目

講義内容
・最終発表に向けた準備と発表練習
どのグループもプログラムはある程度形にすることができた。
後は最終発表を残すのみ。
最終日は各グループ持ち時間30分で発表を行う。
この日は最終発表に向けた準備と練習。
各グループ、グループ開発で作ったプログラムをデモする。
加えてスライド資料を使って、開発で学んだことや研修の3ヵ月で学んだことを発表していく。

研修生同士でフィードバックをしながら、より良い発表に向けた準備をしていく。

・発表資料の確認
発表資料は自分のPCだけでなく、プロジェクターに写したときにどう見えるかもきちんと確認しよう。

・前を向いて話そう
ついつい横を見ながら話してしまう人が数名いたが、みな3分間スピーチで人前で話すことに慣れた部分もあり、発表自体はそこまで問題なさそう。

・デモはスムーズに進むように工夫しよう
デモがもたついているグループがちらほら。
練習したり、スムーズに操作できるツールを活用して、デモがもたつかないようにしよう。

・事前準備
PCをプロジェクターにつないだ時に、解像度のバランスがおかしくなって、画面全体が見えなくなる現象が多発していたので、本番で起きないように、また、起きたとしてもすぐに対処できるように対策を考えておくこと。

最終成果物はこの日の内に全て提出すること。

58日目 グループ開発13日目 研修最終日

講義内容
・最終発表
研修の集大成である最後の発表。
研修生の所属企業の上司や社長さん方が見学に来て、発表を見届ける。
4グループとも、大きなトラブルや失敗もなく、成功した。
1グループだけ、デモの途中で1つ手順を飛ばしてしまうミスがあったけれど、同じチームメンバーのファインプレーで何とか乗り越えることができた。
最後にすごく良いチームワークを見せてもらった。

講義以外で伝えたこと
・最後は楽しんで
・悔いだけは残らないように
・研修は終わってしまうけれど、学び続ける姿勢を忘れないで
仕事は辛いこともたくさんある。
けど、できることが増えてくるとその分楽しさも増してくる。
仕事を楽しむために、研修が終わっても学び続けることを忘れずに、現場で活躍することを祈っています。

サポートいただくとめちゃくちゃ喜びます。素敵なコンテンツを発信できるように使わせていただきます。