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学者が2ヶ月くらいNoteやってみた所感。

タイトル通りです。おかげさまで非公式ランキングの上位に入ったり、なんとなく使い方がわかってきたので、利用目的とスタンス、私の使い方や利用感、閲覧数やフォロワー数などについて書いてみます。

利用目的とスタンス

私は歴史家・東南アジア研究者をやっているんですが、Noteを書き始めた直接の理由は、広く一般の人達と知り合ってみたいということでした。

というのも、家族や友達を除くと、博士課程の間ってほとんど専門家としか会話しなかったんです。学者とばかり話していると、それが内輪ネタかどうかわからなくなってきます。ニッチな研究者としてはそれなりに成果が上がってきているわけですが、一冊目の本を準備する過程で、もっと一般の読者を意識しないといけないと考えるようになりました。端的に言うと、市場調査ですね。

↑去年と今年はこんなことをしてました。

それにアメリカ風の制度を採用している大学の研究者というのは、専門の他に4,5科目の試験を通過(私の場合、東南アジア史、ポストコロニアリズム、冷戦史、宗教学、文化人類学)しており、そういう過程で学んだことを社会に還元したいという気持ちもあります。それで、東南アジアや歴史学に限らず広く人文社会科学系の話題について書いてきました。

なので「一発アテて」というよりは、「人文社会科学系のプロの研究者」としてある程度信頼されるアカウントにするというのが当面の目標になります。それには常連の読者がつくというのが一番の指標ですかね。

それでNoteは、それに適したプラットフォームかなーと思ってやってみました。

始めの一ヶ月くらい

さて、信頼されるサイトを作るというのが当面の目標です。そうすると、フォロワーやビジターが増えても、なにやってるのかわからなかったり、読まれなくてあまり意味がありません。社会的不適合者さん(アカウント名です)も書いてらっしゃったんですが、1週間くらいやって「ダッシュボードにあるビューっていうのは、画面に表示された回数だな」と検討がつきました。母数が増える=人目に触れる機会が増えるなので、増えて悪いことは無いんですが、ビューの増加だけを目指してしまうと本末転倒なので、とりあえずしっかりした記事を書くことにしました。

Noteには、他のサイトみたいな「ランキング」が厳密にはありません。各分野の「人気記事」として表示されているのは、発表からの経過時間に対する「スキ」の数で算出されているようです。なので、わかりやすい良いタイトルで良い記事を書けば多少はスキがついて、「人文」や「政治」や「アート」などで人気記事として表示してくれます。とりあえずどこかの分野でその日の人気記事にすることを意識するのは、書き手には良い訓練になると思います。読みやすさ、読者層の想定、タイトルの工夫などが必要だからです。私は基本的にこのスタンスでがんばることにしてます。

記事が増え始めてから、アカウント名、プロフィール、目録、マガジンなどを整理して行きました。来てすぐどういう人かわかった方がいいので、プロフィールは大事です。それと私には「一過性のものを書かない」という裏設定があるので、過去記事を紹介する目録やマガジンは特に大事です。目録とかマガジンはもっと見やすくできると思ってますので試行錯誤中です。

他の方の学術系の目録だと、Tomoko Nakasakiさんの学術系リンクはすごいです。

厳密には学術系ではないけれど、革命家の外山恒一さんの総合目次も参考になります。


フォロワー数や閲覧数

いい記事書いてればみんなが読んでくれる、というわけでもないので、サイトがある程度整ってから(12月に入ってから)フォロワーを増やす努力を始めました。前述の通り、私にとっても人目に触れないより触れた方がいいです。12月中、今のところ650人くらい増えたと思います(正確には計算してない)。フォローしてくださった方々感謝です。

風のうわさで聞いた非公式のNoteランキングサイトというのがありまして、先日行ってみました。ちなみに昨日↓

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NHKと自分が並んでるのは「シュールだなー」と思いました。

フォロワーの増やし方は、増やしてる方々を観察して勉強しました(笑)いろいろ地味な営業の方法や、似たような関心を持ってるユーザーを探す方法があるので、そういうのを利用させて頂きました。企画に参加したり、静かにオルグしたりしていました。特に参考になった3名の方のプロフィールを貼っておきます。


ビュー(閲覧数)は、基本的にアクティブなフォロワーの数に比例して増えますが、正確には「記事を読んでいる」というわけではありません。画面にタイトルと最初の段落が表示されれば「ビュー」にカウントされるみたいです。

私の場合、過去2週間は、週間8000-9000くらい。スキをくれる人・くれない人を考慮すると、そのうち5-10%くらいの方々がいくつかの記事を読んでくださっているんじゃないかなーと推測してます。常連さんが2%くらいかなw 類は友を呼ぶと言うけれど、結局なにか共振するところがある方々が頻繁に読んでくださっているという印象があります。

フォローしてくれなくても、頻繁に読んでくださる方もいらっしゃるようなので、見つけてくれる人は見つけてくれるという感じもします。なので、フォロワーは増えて損はないけれど、しっかり書けばそれを求めてる人にはわかる仕組みになってると思います。


今後

とりあえず、ごひいきしてくださっている方々に感謝です。

つぶやき欄で市場調査しながら、週2つか3つはしっかりした記事を書いて、勉強・経験したことを社会に還元していこうと思っています。自分の関心や問題意識に基づいて記事を書きますので、興味のある人に読んでいただければOKです。読んで凹む方はスルーしてくださって構いません。いい記事があったらスキ、シェア、おすすめしていただければとても嬉しいです。

マーケティングは素人なのでしばらく試行錯誤しますが、今後ともよろしくおねがいします。

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