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Solana バリデーターノードの新規立ち上げとノーダウンタイム移行の完全ガイドが公開

gm! エルソウルラボ、Epics DAO の kishi.sol です。

この度は、solv を活用し簡単に Solana バリデーター運用を始めるための完全ガイドを公開いたしました。

すでに Solana バリデーターを運用中の方も、ノーダウンタイム移行やスナップショットダウンロードの高速化のメリットのため、solv に簡単に移行していただくことが可能です。

Solana バリデーター運用完全ガイドについて

目次:

  1. 新規ノードの立ち上げ手順

    • solv4 を使って新規ノードを立ち上げる方法

    • 必要な設定とコマンドの解説

  2. ノーダウンタイム移行のステップ

    • solv4 でのノーダウンタイム移行方法

    • 移行元と移行先の設定と確認

詳細な手順:

  1. 00:16 solv ドキュメントサイトの 3 ステップを使って、solv をサーバーにインストールし、任意のパスワードを設定して solv ユーザーを作成します。

  2. 00:35 作成したユーザーのパスワードを入力し、設定を読み込みます。

  3. 00:38 `solv setup`を実行し、ダミーノードとして立ち上げます("y"を入力)。

  4. 01:02 Jito Client で起動する場合はコミッションとリージョンを設定し、Relayer をホスティングする場合は"y"を選択します(今回は"N"を選択)。

  5. 01:11 スワップメモリの容量を入力し(デフォルトは 256GB)、セットアップ完了後、`solv log`コマンドを実行してノードが正常に起動していることを確認します。

  6. 01:40 ノードの移行時には、一度`solv stop`でノードを停止し、バリデーターの鍵を移行元のものに入れ替えて再起動します。

  7. 01:48 `solv monitor`で最新のスロットまで追いつくのを待ちます。

  8. 02:06 移行元と移行先のウィンドウを立ち上げ、両方のノードが最新のスロットに追いついていることを確認します。

  9. 02:28 `solv balance`コマンドでバリデーターに必要な鍵を確認し、移行元と移行先で表示される鍵を確認します。

  10. 03:01 SSH 接続を設定し、`solv change`コマンドを実行してノードのスイッチを行います。

詳しくは下記リンクより YouTube 動画にて御覧ください。

solv4 で簡単!ソラナバリデーターノードの新規立ち上げと移行ガイド|ノーダウンタイム移行の完全解説 (YouTube):


エルソウルラボ及び Epics DAO について

エルソウルラボ及び Epics DAO のコアチームもオープンソースソフトウェアの開発に積極的に携わっております。

「solv」、「Skeet」という 2 つのオープンソースソフトウェアを開発し、これらのオープンソースプロジェクトを運営しています。


「solv」 は Solana バリデータ及び RPC ノードのセットアップと運用を簡略化するためのオープンソースツールです。

一般にブロックチェーンバリデータとして報酬を得るためには、適切なスペックのマシンリソースを用意して、ドキュメントに従ってバリデータ用のソフトウェアをインストール・セットアップを完了させ、週に何回かあるアップデート作業を行う必要があります。

この一連の作業はバリデータ全員が同じ作業をしなければならないなか、サーバー管理者としての専門知識が求められることで、インセンティブを得たいユーザーがいてもその高い参入障壁が問題となっていました。

solv を使えば、たった 3 つのコマンドをコピペするだけで簡単に Solana バリデーターが立ち上がります。オープンソース開発の特性を活かし、アップデートも世界で一人が行えば、あとはそれをダウンロードするだけで完了するようになります。solv ユーザーは、日々のアップデート作業もワンコマンドで終了させることができます。

solv 公式ドキュメント: https://solv.epics.dev/


「Skeet」は、TypeScript を使用したオープンソースのサーバーレスアプリ開発ツールであり、インフラ設計や管理の省略、迅速なアプリケーション開発、必要な機能のみを迅速に開発する柔軟性、AI サポートの充実による学習コストの削減、そして dApps や Web3 アプリの開発に対応するなど、現代的なアプリケーションフレームワークを提供します。

Skeet 公式ドキュメント: https://skeet.dev/

エルソウルラボの Skeet 開発チームによる研究論文「Skeet: Towards a Lightweight Serverless Framework Supporting Modern AI-Driven App Development」が、2024 年 4 月 28 日と 29 日にフランス・Angers で開催された国際ソフトウェアエンジニアリングカンファレンス、ENASE 2024 で発表されました。ジェームス博士が代表として登壇し、その発表は多くの参加者から高い評価を受けました。

ENASE 2024: https://enase.scitevents.org/



この研究は、現代の AI 駆動型アプリケーション開発をサポートするための軽量なサーバーレスフレームワークを提案しており、学会のプロシーディングに掲載・出版されました。また、Google Scholar や Scopus をはじめとする複数の主要な学術文献検索サービスにもインデックスされ、広く研究コミュニティに対して利用可能となっています。

研究論文「Skeet: Towards a Lightweight Serverless Framework Supporting Modern AI-Driven App Development」 - SciTePress: https://www.scitepress.org/PublicationsDetail.aspx?ID=Rza3TGE30Xw=&t=1


今後も様々なイノベーションを促進するべく、積極的にオープンソースソフトウェアの開発に携わり、そしてオープンソースプロジェクトの開発環境全体を応援してまいります。

引き続き応援の程、何卒よろしくお願いいたします。

■ 会社概要

  • 社名: ELSOUL LABO B.V.

  • 代表取締役: 川崎 文武、岸 正太

  • 事業内容: ソフトウェア研究開発 (AI・クラウド・ブロックチェーン)

  • 設立: 2020 年 9 月

  • 所在地: Weteringschans 165, 1017XD Amsterdam, Netherlands

  • 認定: オランダ政府より WBSO(先端研究開発) 、Google Cloud Build パートナー 、国際学術会議 ENASE2024 研究論文採択

  • 企業 URL: https://labo.elsoul.nl

  • 公式 Discord: https://discord.gg/H2HeqRq54J

  • プレスキット:https://labo.elsoul.nl/ja/press-kits

■ DAO 概要


※ 本記事は投資助言などを目的としたものではありません。また、本記事に記載された情報は、執筆時点のものです。最新の情報をご確認ください。常に NFA / DYOR でお願いいたします。


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