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デフォルトの脳内整理

今日は2023年2月2日の木曜日、夫婦の日だそうです。11月22日のいい夫婦の日の方が有名ですね。こんばんは、岸波豊です。

先程歯を磨いているときに、今日、印象的だった出来事を思い起こして、今ここの歯磨きが自動操縦になっていました。デフォルト・モード・ネットワーク起動です。

すぐ歯磨きに集中を戻すのですが、あの出来事はどういうことなのだろう、といろいろ思い返して自分との関わりの整理をしようとしているんでしょう。

もともとどうってことはない出来事なんですが、かすかに私も絡まざるをえなかったものです。
まさに予測はずれであり、いろいろどういうことなのか想像したくなる出来事でもありました。
不安が出るものでもないので想像するまま放っておいてもよいのかもしれませんが、今ここ集中に取り組むちょうど練習です。

それにしても、やっぱり脳は予測しているんだな、その予測が外れたので気になっているんだな、とよくわかる感じです。
そして、予測外れが起きた理由の詮索であったり、その意味であったり、そこから先のことを推測したり…予測できなかったことについて、今後は予測ができるように思考していきます。
当然、今ここで現場を見ているわけでなく脳内再現映像であって、今ここは歯磨きしている自分が鏡に写っているだけです。

そのため、どれだけ思考して推測予測しても、現実はそうでなく、はずれることもあるでしょう。それでも、自分にとっての意味や、今後の再現可能性などに整理がつけば、脳内反芻は終わるのでしょう。

しかし、この脳内整理は、結構雑な感じです。おそらく、過去の記憶や知識を探り、説明がつきそうなことであれば、「きっとこういうことであろう」ということで勝手に納得しているんでしょう。

繰り返しですが、どうってことのない出来事に対してであれば、それでもどうってことはないわけです。
しかし、差別なり偏見なり誤解なりは、この脳内整理によってむしろ助長されそうです。
一番自分にとって説明がつきそうな理由を引っ張り出して、当てはめてそうだ、きっとそうに違いない、と勝手にしているわけですから…

そして説明がつかなければ、説明がつくまでぐるぐる反芻します。まあ、こうなってくると、適当な理由をもって決着させた方がましかもしれませんね。

むしろ、脳内整理に決着つけてしまうために、適当な理由をつけて自分を納得させてるのかもしれません。

そういう意味ではやっぱり文字通りデフォルトですが、ちゃんと脳内設定をカスタマイズした方がよさそうですね。

おやすみなさい。