ゲーム経験のない母親がリングフィットのどこで詰まったか
こんにちは、副業愛好家のまきです
最近は任天堂Switchのリングフィットにハマっています
リングフィットを母親にお試しでやらせてみたら、面白かったようで、
スイッチとリングフィットを買ってほしい
お金は出すから
と頼まれて、買ってあげることとなりました
そしてリングフィットをやり始めた母
レベル20でフィールド3（スポルタ王国）のドラゴ戦までは行ったものの、どうしてもそこで負けてしまうという相談が。
そこで実家まで赴き、リングフィット指導をして参りました
今回は、そこでわかった
ゲームが不慣れな人のリングフィットのつまづきポイント
を解説したいと思います
母のスペック
母は59歳で、小学校の教師をしています
大学はMARCHレベルの教育学部出身で、地頭はいいと思います
スマホはiPhoneを4,5年くらい使っています
ただ、ゲームというゲームを一切やったことがないというレアな被験者です
そして最後に今回、母の紹介をするにあたって重要な要素は
とってもおっちょこちょい
だということです
リングコンで上下左右移動できない
これは母が最初につまづいたポイントでした
リングコンは上に振り上げたり、下に振り下げたりすることでカーソルを上下に倒すのと同じ操作ができます
しかし、これが慣れないんですよね
上下への振り方が弱かったりして、なかなか選べないで四苦八苦していました
カーソルの上下でもできると教えても、なかなか身につきませんでした
これには理由があり、母は
常にどのボタンを押していいのかわからない
のです
ちなみに、この課題はレベル20になった頃には「ある程度」解消されてました
（よく操作ミスはするけど、やり直したらできるレベル）
A,B,X,Y,+の5つのキーをいつ使えばいいのかわからない
ゲーム経験がある人ならば、〇△□×やL,Rなどだいたい使い方が分かっているものですが、そのような常識は母に通用しません
キャラクターのセリフ送りや、メニューの選択時にどれを押していいか、わからなくなってしまうのです
その原因の一つは、画面の下部にある
「どのキーを押せばいいか」
というガイド表示を見ていないことにあります
更に、一度リングフィットから教えてもらった操作も、次同じ操作に応用が効かないのです
なぜかというと、一度
選択はXボタン
と習っても、それはそのとき単発の操作で
決定系はX
キャンセル系はA
というキーのイメージが定着しないからなんです
このくらい根本的なことだと、リングフィットはそう何回も教えてくれません
そうすると、
メニュー画面閉じれない！
フィットスキル選べない！
となってしまうのです
特に、クールダウンのときにしか使わない+ボタンはなかなか身につかないようです
きっと開発者からしても
それは常識でしょ？流石に
となってしまうのでしょうね
ペットボトルのフタを左回しで開けるのと同じように、
テレビのリモコンの赤いボタンが電源ボタンなのと同じように、
暗黙知の常識というやつですね
フィットスキルの入れ替えができない
まずビックリしたのはこれでした
ドラゴに勝てない
と相談されたときは、筋トレの精度で
Best！
を取れずに
Good！
になってるからなのかなと予想していました
そのため見逃しそうになったのですが、念のためフィットスキルを何選んでるのか確認しようと思ったのです
そこで、ドラゴ戦の前のスキルセットのメニューを選択してもらいました
すると母が一言
「なに？この画面、はじめて開いた」
…
嘘でしょ？
母を問い詰めると、
毎回スキルが手に入ったら、それをセットしてた
というのです
しかし、実際セットされていたのは攻撃力30のデフォルトスキルばかり…
そりゃ勝てないでしょう
そこでスキルのセットが始まりました
攻撃力という概念を知らない
どういう理屈でスキルを選ぶのか、それは
①攻撃力
②攻撃範囲
③再選択までのターン数
です
特に、①と②ですね
しかし、僕が
攻撃力を見て
と言ったら、母が
「どこに書いてあるの？」
…なんて日だ！
攻撃力の表示をなんと一度も見たことがなかったのです
母いわく
説明されてない
いや…そうだけど…
「説明されてない」と言われたとき、僕自身はなぜ理解できたのか思い出してみました
それは
・そもそも戦い始める前に攻撃力表示を見つけたから、わかっていた
・戦っている途中も、一度の攻撃で魔物がいくつのダメージを受けるか数えていたから更に深く理解した
という感じで、ちょっとレベルが違いすぎて、どう気づけばいいのか、もはや説明できませんでした
とりあえず母には
画面の隅から隅まで表示を全部見て！
無駄なものは一つもないから！！
と言っておきました…
攻撃範囲という概念を知らない
攻撃力に同じくです
これも確かに説明されていなかったかもしれませんが、
・フィットスキルを選ぶときに魔物に対して伸びる波線と円
・バトル中に何体の魔物に同時攻撃できているかというフィードバック
で気づいていくものだと思います
しかし、これも母には厳しいのでしょうね…
何しろ、攻撃力の違いに気付かないくらいでしたから。
色バトルの概念を理解していない
あるとき、いきなりリングから
色バトルをしてみよう！
魔物と同じ色のスキルで攻撃すると、攻撃力アップ！
と言われた母の頭は
？？？？？？
何をどう勘違いしたのか分かりませんが、
色って中の色？外の色？
と聞かれました
なんだかよくわかりませんが、教えてあげると、それは中の色だったらしいです (笑
そんなこんなで、
・攻撃力
・攻撃範囲
・色のバランス
に配慮したスキルを6つようやく選ぶことができました
セットしたスキルの攻撃力を覚えていない
さて、ようやくドラゴ戦が始まりました
スキルを選ぶ前に、どれにしたいか、なんでそれにするのか教えて
と母に課題を出すと、母は攻撃力60のスキルがあるのに、50のスキルを選んで、
これ！攻撃力高いから
と自慢げ…
さっき60の攻撃力の「英雄1のポーズ」をセットしたのは母自身なのにです
普通、全部のフィットスキルの攻撃力は覚えてなくても、最大攻撃力がどれだったかくらいは覚えてますよね…
このときわかりましたが、母は注意力がないんですよね
攻撃力50はそこそこだけど、他のもっと高いやつないかしら？一応みとこ
という発想が出てこないのです
これには辟易しました
毎回必ず全部のスキルを見返しなさい！！
とつい、キツく言ってしまいました
バトルで使うスキルの順番を選べることに気づいていない
バトル中はデフォルトで6個のスキルを選べます
その中から、原則攻撃力の高いものを選び、他には魔物が多ければ攻撃範囲の広いものを選びます
しかし、そもそもスキルを使う順番を選べることを知らない母は、今まで初期表示されていたスキルをひたすらやっていたようです
よくそれでレベル20まで行った…
と、ガチでそのとき涙ぐましくなりました
魔物は一体ずつしか倒せないと思っている
これには本当にビックリしました
一体ずつしか倒せないと思ってた。
だって言われてないもん
そこは感じ取ってよ…
いつ自分の体力が減っているか気づいていない
リングフィットでは、魔物が攻撃してくるときに自分の体力を削られます
その度に、毎回
腹筋ガード！
という時間が始まって、リングコンを腕で腹に押し込む時間があります
しかし、母は腹筋ガードに夢中なあまり、そのときに自分の体力が減らされていることに気付いていなかったのです
腹筋ガードのときは自分の体力が画面中央に表示される親切設計にも関わらずです
だから、ドラゴが他の魔物よりも攻撃力が高かったりすることや、
2回連続攻撃してきたときは倍のダメージを受けることなど、全部知りませんでした
そりゃ、負けるわ
スムージーを作れないのにホウレンソウばかり買う
レベル20というと、ちょうどスムージーを作れるようになるところです
しかし、母はよろずやで
安いから
だってホウレンソウは80でスムージーは120だもん
という理由だけで、ホウレンソウばかり買い貯めていました
まだスムージーつくる能力ないのに…
主婦か！！
いや、主婦にも失礼ですね…
上下に分かれる橋のコースの場合に、上のコースに行けない
これはまぁ、あるあるかもしれませんが、母は走りながらの下向きリングコン押し込みをなかなかできないのです
正確に言うと、走ってリングコンを下に向けることはできるのですが、押し込みが送れて落下してしまいます
そして、押し込みに集中すると、足踏みが止まってしまうのです
シングルタスクか！！
ゲームや運動が苦手な人に多い
同時に二つのことを考えられない
というタイプですね
教え込んだらできるようになりましたが、身体に力が入りすぎて、足踏みだけでいいのに実際に前に走り出してテレビに接近してしまうのがかわいらしかったです
赤い「！」が出ているフィールド以外行けないと思っている
これもビックリしました
だから、なぜ上下左右にフィールドを選べるかわからなかったようです
初期のマリオかよ…
だから、もちろんワールドの移動も知らなかったですし、タウンチャレンジも知らなかったです
極め付けは、ちょっと道を逸れたところにある宝箱やゲームジムも全部スルーしてました
まとめ
ということで、母は天下の任天堂が全世代向けにユーザビリティテストもした上で作ったでろうゲーム「リングフィット」でエラーをたたき出しまくったのでした
母のつまづきポイントをまとめておきます
01.リングコンで上下左右移動できない
02.A,B,X,Y,+の5つのキーをいつ使えばいいのかわからない
03.フィットスキルの入れ替えができない
04.攻撃力という概念を知らない
05.攻撃範囲という概念を知らない
06.色バトルの概念を理解していない
07.セットしたスキルの攻撃力を覚えていない
08.バトルで使うスキルの順番を選べることに気づいていない
09.魔物は一体ずつしか倒せないと思っている
10.いつ自分の体力が減っているか気づいていない
11.スムージーを作れないのにホウレンソウばかり買う
12.上下に分かれる橋のコースの場合に、上のコースに行けない
13.赤い「！」が出ているフィールド以外行けないと思っている
母へのコーチは、自分でリングフィットする倍、疲れました…
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