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10月20日

 渋谷ヒカリエ8階のd47で7月から開催されていた展示会が18日に終了した。出品していた「遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono」を何点か引き取った足で都内の雑貨店を営業にまわる。

 今日まわったのは浅草と日本橋。それぞれ異なる「東京」らしさを持った街である。浅草は大型チェーン店と昔ながらの個人商店が入り乱れ、猥雑さのなかに人情味が垣間見えるし、日本橋は真新しいビルが立ち並ぶ通りにも歴史を感じさせる遺構が残る。新宿や渋谷を「トーキョー」と呼びたくなるのに対して、浅草や日本橋といった隅田川近くの街は「東京」と呼ぶのがふさわしい。

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 東京の街にはそれぞれ、その街らしさをあらわすような表向きの道と、そこで暮らす人の生活に触れるような奥向きの道がある。わたしは奥向きの道を歩くのが大好きで、一度歩いた道はおぼろげながらも記憶に残り、暮らしたことがない街でも懐かしい気分になる。

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