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2021年4月7日 11:30
4月6日、またひとつ歳を重ねた。誕生日を迎えた朝、朝食にパンとコーヒーを用意する合間に洗濯機を回し、お風呂とトイレを掃除した。今日は日中にタイヤ交換をするからと、倉庫にしまっておいたタイヤを車に積み込む。誕生日だというだけで家事もスイスイはかどる。不思議なものだ。職場では一緒に働く仲間から遠野の美味しいものの詰め合わせをお祝いにいただき、夜は自宅に最高な仕送りセットが東京の友達から届い
2020年11月11日 10:38
盛岡気象台が平年より三日遅い初雪観測を伝えた朝、遠野には強い風が吹いた。空は低くどんよりとして、雲は重そうにそのからだを横たえている。職場へ向かう朝、枯葉がいきおいよく舞う道を垣根伝いに歩いていると、垣根の向こうの高校からたくさんのはしゃぎ声が聞こえてきた。なにに盛り上がっているのだろう。垣根が途切れ、高校生たちのはしゃぐ姿が見えると、まだ開かぬ体育館の扉を前に、彼ら彼女らは風の寒さに笑い
2020年7月21日 12:45
ある俳優の訃報を聞き、思いの外ショックを受けている。ファンだったわけではない、一緒に仕事をしたわけでもない。たぶん、理由は、年がひとつしか違わないということだけだ。なにが彼をそうさせたのかは知らない。わかっているのは、それだけのことがあったということのみだ。それで、つらつらと、思うことを書いてみる。なにか悩むことがあったとき、ものすごい寂しさと虚しさに襲われるとき、わたしはそれをそのままに