モノクロの桜
桜はそれだけ誰にとっても忘れられない花。
特に日本人にとって、この季節の過去の記憶と結びつくことが多いからだと思う。
私は、歴史ある小学校の校庭で、桜が散り始める4月、思いっきり花吹雪の下で漕いだブランコのことが今も忘れられない。
そのブランコは、休み時間には走って行かなくてはいけない程、人気だった。
あれ以上、素敵な桜には多分もう会えないと思う。
大人になった今では、あの頃の透明な気持ちは何処かへ忘れ、毎年段々複雑になる気持ちを抱えて写真を撮っている自分がいる。
先日、久しぶりにお気に入りの桜写真を手焼きプリントした。
このお見事な枝垂れ桜にも二度と逢えないから。
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