Waterlogueとは

見出し画像作りに愛用中、画像変換アプリ【Waterlogue】

こんにちは、黄蝉スオウです。
ずいぶんと前のこと、それこそnoteを始めたばかりのころに、自らこんなツイートをしていました。

思いついてから4か月も経ちましたが、いまだ愛は衰えず。
というわけで、いつもnoteの見出し画像を作る際に利用しているiOSアプリ「Waterlogue」を自分なりに紹介します。


画像を水彩画タッチに変換できるiOSアプリ、Waterlogue

見出しのとおり、Waterlogueの主な機能は「写真などの画像を水彩画風に変換する」こと。
世に出ているたくさんの画像編集アプリと同じように、多数のフィルタ・筆の太さ(仕上がりの細かさ)・枠線の有無などを選んで、思い思いに加工できます。

水彩画の、淡く輪郭の滲んだ繊細な風合いが好き。けれど自力で描くスキルはない私にとって、とてもありがたいアプリなのです。

基本的な使い方はとても簡単。2013年にリリースされているため、既に色々なメディアで取り上げられています。
詳しい使い方については、以下のような参考URLをご覧いただけると。

第41回 一瞬にして盛り上がった水彩画アプリ「Waterlogue」
「Waterlogue」美しさに驚く!写真を水彩画風に加工するiPhoneアプリ

※上記URLの公開時点からアプリの価格が変わっています。これを書いている時点では600円。


Waterlogueを使った、noteの見出し画像作成

Waterlogueをすこぶる気に入ったのは2014年に遡りますが、あいにく、実用できる機会は今までにほとんどなく。
もっぱら自分で撮った風景写真などを変換して楽しむばかりでしたが、noteの見出し画像作りに使える! と気づいて嬉しくなりました。

noteがなければ。noteに小説のデッドストックをアップしようと思いつかなければ、役立てられる日はもっと遠かったでしょう。
もしかすると、なかったかも……。

画像の上にタイトル文字を載せたりもしないので、いつも見出し画像を作成する手順は至ってシンプルです。

1. 写真を用意する(撮影したもの・フリー素材など)
2. Waterlogueで写真を読みこむと、自動的に「鮮やか」フィルタで変換が始まる
3. 必要があればフィルタなどを選びなおし、再変換(元の写真次第ですが、筆の太さを変えることが多いです)
4. いい感じに仕上がったら、画像を保存
5. noteにアップロード

1. のフリー素材は、いつも、ぱくたそを利用しています。
あらかじめ用意されているS・M・Lサイズだけでなく、好きな大きさ(縦横比)でトリミングしてダウンロードできる機能が便利で、お気に入り。

noteの見出し画像は【1280 × 670 px】が推奨されているので、横向きの写真をチョイスして、写真の右上隅にあるトリミングアイコンから推奨サイズにトリミングし、「トリミングデータをダウンロードする」と、求める大きさの画像がすぐにダウンロードできます。


今までに変換した画像の例

遠景・近景・人物・静物など、あれこれ試してきましたが、それぞれ味わい深く仕上がりました(仕上がっていると……信じています……)。

一番上のみマイページのヘッダー画像で、明暗の例として。
他はすべて、拙作の見出し画像に使っています。


Waterlogueのここがスキ♡

先に「水彩画の、淡く輪郭の滲んだ繊細な風合いが好き」と述べましたが、ただ単に、手持ちの写真が好みの水彩画タッチに変換されるからだけではありません。

写真を変換するたびに、モチーフの輪郭をとったり色を塗りこんだり陰影を重ねたり、などの実際に水彩画を描く手順が再現されるのです。
これがエモい。

絵心のない私にとって、一連の工程を眺められるこの数秒間はいつも魔法のよう。絵の描き始めから仕上がりに至るまでを、早回しで観ているような気分が味わえます。

水彩画を趣味とする友人にWaterlogueを教え、変換模様を見てもらったところ「アプリでこんないい感じに描かれちゃうと……」と、ほんのり落ちこませてしまいました(興奮気味に見せちゃって、なんかごめん)(ややもすると誤解を招きかねないので付け加えますが、そもそも私は彼女の描く水彩画が大好きです)。

視覚的に捉えたイメージ、あるいは心象風景を全くのゼロから水彩に落としこんでゆく手描きの水彩画は、一期一会ならぬ「一枚一会」の代物。
描く人の経験や技術や主義が反映されますし、見る人の好みもあいまって、一律に出来栄えを評価しがたい・されがたい側面があって。
そんな揺らぎもまた、作品の魅力となったりします。

対してWaterlogueは、当たり前ながらアプリ単独で水彩画を描けるわけではなく、変換処理の元となる写真・画像が必要です。
写真を水彩表現に描画しなおすスピード感や精度にはいつも新鮮に驚かされますし、仕上がりのクオリティには総じて満足できるものの、写真を読みこませる入力がなければ、出力はありえません。

Waterlogueというアプリ自体、開発陣が「描く」ことへの賛美や興味を抱いていなければ生まれていなかったのではないか、と感じます。
これは、そうであってほしいという勝手な願望を多分に含む解釈ですが……(たとえそうでなくとも、開発してくれてありがとうという気持ちはもちろん変わりません)。

便利なツールというだけでなく、「描く人」ならびに「何かを創る人」への尊敬を再認識するきっかけをくれたことも、Waterlogueが好きな理由のひとつです。

おわりに

書き始めてほどなく、自分の好きなものを紹介するだけのことがこんなに難しいとは……と挫けかけましたが、ここまでで何とか、想いをまとめきれた気がします。

拙い文章ではありましたが、Waterlogueに興味を持っていただけたら。
そしてあわよくば色々な水彩画(タッチの変換画像含め)が今後、もっとnote上でも見られたら、とても嬉しいです。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

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