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急に巴黎

12月24日火曜日

飛行機が一時間ほど遅れて発。予報通りの雪。やや吹雪。

台北着。Wi-Fiを繋げて気温を確認すると、18度ある。「春じゃん。」 フードコートの珈琲店で烏龍茶を買う。「台北って青森より南じゃないか。」と、今知る。

定刻発。機内泊。

12月25日水曜日

定刻着。飛行機から入国審査に向かう途中、ターミナルをぐるりと飾るトリコロールカラーのネオンが見えて「パチンコ屋みたい」と独り言た時、何故ここまで来たんだろうという離人感が去来する。

予定通りの時間のシャトルバスに乗れる。外が暗い。朝の7時のはずだが、夜8時くらいの暮れ方だ。乗客の一人が「はい、いま朝です」と窓の外を示して言い出そうものなら、え…………、と恐怖を感じるくらいである。街並みを見ていると、ガソリンスタンドや郊外型大型スーパー(によく似ている建物)、ホテル、地下道、高架下、雑木林。新千歳、札幌市内間に似ている。今の病院(みたいな建物)や廃れたビルなんかも、仙台の郊外にありそう。

なんてぼけーっとしてたら、あらららら、

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急に巴黎。

駅に着く。TGVの時間まで観光。荷物をロッカーに預けて外に出た頃、やっと辺りが明るくなる。バスの乗り場がわからなかったし、Wi-Fiも飛んでないので、とりあえず見えたエッフェル塔に向かって歩く。静かで人が少ない。正月の三日目の住宅街くらい静か。建物の窓が大きく、電飾が点滅し続けているクリスマスツリーの影が見える。カーテンを開けているのが不安になるくらい、窓が大きく、部屋がよく見える。通りすがりの小さな商店で柘榴の実物を初めて見る。図鑑で見たより大きいし、房の色も全く違う。

エッフェル塔とセーヌ川を見て駅に戻る。荷物を受け取り、ホームで待つ。

※これから買い物をしに行くので続きは後で書く。やっと外が明るくなった。

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