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透明な心、透明な言葉

2021年12月11日の毎日新聞朝刊にて、論説副委員長の元村有希子さんの連載コラム「窓をあけて」で私のことを取り上げていただきました。「ひとりで生きるということ」というタイトルでした。この1年の私の日々を丁寧に取材し、静かな美しい文章で書いていただきました。

父の死から始まるこの1年、奮闘し、涙した日々がそれでよかったんだと思え、これから生きていく糧になりそうです。また、これからひとりで生きて死んでいくことの事務的な困難さも改めて感じました。

夕刻、私のウェブサイト宛にに届いたメッセージにはこんな一文がありました。

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今朝の新聞で本のことをしりました。
透明な心が透明な言葉を書くのでしょうか。

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この一節に心打たれ、涙しました。このおたよりをくださった方にも、どれだけの日々があったのだろうと思いを馳せました。

どなたかに私の言葉が届いたというのは、本当にうれしいことです。ありがたいなと思いました。

12月16日の『父がひとりで死んでいた』(日経BP)の出版で、父の死と向き合う日々とはいったん区切りがつきそうです。この後は、今の世の中で「ひとりで生きていくということ」について考えていくつもりです。

私にとっては書くことがいちばん大切なようです。これからも命の続く限り書き続けていきたいと思います。

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