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少女徒然草

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心の中に浮かぶよしなしごとを脈路なく書き起こしていく、という趣旨で書いたnoteをひとまとめにしました。何らかの為になったら、幸いです。
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どこかに行ってしまった僕の苦痛へ

どこかに行ってしまった僕の苦痛へ

 拝啓、お元気ですか。あなたが姿を消してもうすぐ三日が経ちます。それほどの時間が経過してもなお、僕は依然として不思議で不思議で仕様がありません。この三年間——或いはそれよりもはるか昔から、私と共にあったはずのあなたが、どれだけ僕が振り払おうとしても尚、僕から離れようとしなかった筈のあなたが、こんなにもすんなりと姿を消すなんて。

 卒業式を——あの無意味な式典を終えて以来、僕は夜の眠りを、朝の訪れ

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太宰治的自叙

太宰治的自叙

 僕という人間は、ありとあらゆるメディアやフィクションが歌う性善説たるものに対して、常に、不信の徒でありました。
 皆、解っている筈なのです。人間という生き物は実のところ――醜く、悍ましく、憎悪すべき生き物であるということを。
 しかし、それを認めてしまえば、自らもまた害悪な存在であると言うことを認めることとなってしまうから――それに気付かないふりをして、目一杯善人の顔をして、人間賛歌をし続けてい

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