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【お知らせ&裏話】『博多豚骨ラーメンズ9』発売中です!

いよいよ本日発売となりました!
約二年ぶりの続編です!お待たせしてすみません!
たくさんのRTやコメントもありがとうございました!

著者的には何事もなく過ごしていたのですが、担当さんがひとり代わったり新シリーズに挑戦したりしているうちにあっという間に2年が経っておりました……。
あとがきにもちょこっと書きましたが、「はかとんの書き方忘れそうなので、そろそろ書かせてもらえると嬉しいです……」と担当さんにお願いしたところ、こうして9巻を執筆することになりました。本当に有難い。
実際ほとんど書き方を忘れていて、これはまじでやばいかもしれないと苦しみながら取り掛かりましたが、なんとか形にすることができてほっとしております。

今回は豚骨ナインの不動の2番打者、小技の得意な大和選手のお話です。
公式のあらすじは、
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祝・再就職に浮かれる斉藤。だが、研修先で行方知れずに。その頃、重松の依頼で連続失踪事件を調査中の榎田は、殺し屋を使い社員を口封じしていると噂の会社を突きとめる。
 一方、過去の悔恨から、旧友の弟捜しをしていた大和は、弟が消息を絶った場所で、なぜか榎田と鉢合わせ――利害一致、事件解決のため相性最悪な二人のコンビが急遽結成。別の依頼で動いていた林も、大和たちに巻き込まれていく。
 裏稼業の男たちが集う時、大和の拭えぬ過去への弔い、そして真相が暴かれる!

 人口の3%が殺し屋の街・博多で、裏稼業の男たちがまたまた暴れまくる! 大人気の痛快群像劇シリーズ、2年ぶり、ファン待望の最新刊!
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となっております。
大和の過去との対峙、榎田との絶妙なバディ感をお楽しみください。

後日談的な掌編も書かせていただきました。
詳細を告知できないので黙っておくべきだったかなと反省しておりましたが、大変有難いことに「情報を知れてよかった」と言ってくださる方もいらっしゃいましたので、改めてこちらで報告しておきますね。どこか書店さんで見かけた際には何卒よろしくお願いいたします。
せっかく心優しいリプライをいただいたのにツイート削除してすみません!ありがとうございました!

今後も「#はかとん9巻発売げな」タグを付けてツイートしていこうと思いますので、皆さまも購入のご報告や内容のご感想などなど、なんでも自由に呟いでいただけましたら嬉しいです。


2月25日でシリーズ6周年を迎えます。
制作側の熱量だけでは作品を世に出すことはできません。ここまで続けられたことは非常に有難いことだなと改めて痛感しております。
担当さんにも「ライフワークにしよう」と言っていたきましたし、私自身も続けさせていただけるならばずっと続けていきたいと思っている作品です。
そのために私は、自身が作家であり続けなくてはならないので、これからもいろんなことに挑戦していきたいです。読者さまに愛想をつかされないよう頑張るしかありません。
そして、読者の皆さまの支えがなくては、どれだけ頑張っても作品を続けることは難しいです。
どうか引き続き、このシリーズを応援してください。一緒に10周年目指しましょう!
何卒よろしくお願いいたします!


(※ここからは9巻の裏話やネタバレが含まれますので、本編を読まれた後に目を通していただけますと幸いです。)

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7・8巻がどシリアスだったので、その反動もあってどコメディにしようと思っておりました。少しでも笑っていただけたら嬉しいです。
特に8巻は「よっしゃ!馬場と読者の心を痛めつけたるぞ~!!」というサド心全開で張り切っていたんですが、湿っぽい心理描写が苦手な自分も書くのがしんどくて返り討ちに遭いました(笑)
その点、今回の9巻は(いい意味で)気楽に書くことができまして、爽やかな内容になっているはずですので、楽しく読んでいただけるんじゃないかと思います。

始球式の面接シーンでお気付きかと思いますが、1巻の冒頭を意識しました。原点回帰というほど大袈裟なつもりはありませんが、「そういえばそんなこともあったなぁ」と懐かしい気持ちになっていただければ(笑)

私はあまり自分の作品にこだわりが強いタイプではないので、キャラクターの設定を綿密には決めず、必要に駆られたときに慌てて決めている感じです。
特にはかとんは新人賞への応募作ですので、1巻で完結させるつもりで書いたものです。キャラクターのバックグラウンドはほとんど後付けで、彼らの過去もその都度考えていることが多いです。
今回の大和の過去につきましても、あらかじめ用意していたわけでなく、「どんな背景が彼に似合うだろうか」と思案した結果、こうなりました。「そうだったんだ!」という意外な過去というよりは、「ああ、なるほどね」「たしかにそんな感じする」と納得してもらえるものになっているんじゃないかと(個人的には)思っております。

という感じで、9巻のテイストは「ヤンキー漫画風」になりました。
余談ですが、作中に登場する暴走族のネーミングには、私めと同じ高校出身の方にはぴんとくるはずの小ネタを入れております(笑)
暴走族のチーム名、苦戦したんですよね……。私が思いつくような名前のチームはすでにこの世に存在しているものばかりだったので、作中で使うわけにもいかず。どこからか名前を拝借できないかと悩んだ結果、あんな感じになりました。
ネタが通じる方がいらっしゃったら嬉しいな。

あとがきで「10年後は格闘家に~」とか調子乗ったこと言っちゃってますが、これを書いたときは元気でトレーニングしている頃だったんでね……まさかその後、軽度の疲労骨折になるとは思いませんでした……(笑)
キックボクシングを始めて10か月でこの有様なので、10年後は全身ボロボロになってそうです。

という感じで、いろいろありましたが無事発売まで漕ぎ着けて本当にほっとしました。
読者さまに少しでも楽しんでいただけることを願っております。
ご購入いただき誠にありがとうございました!


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