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「気流の鳴る音」ギャザリング


気流舎は共同運営10周年になります。今年は、気流舎の店名の由来になった『気流の鳴る音:交響するコミューン』(初版1977年、ちくま学芸文庫)の著者、真木悠介=見田宗介さんが逝去された年でもありました。

今年の「小径のノエル」は、初心に戻って2日間に渡り『気流の鳴る音』についてのゆるやかな集まりをしたいと思います。

『気流の鳴る音』が愛読書の方、興味あるけどまだ読んでいない方、これを機に読んでみたい方、コミューンの考え方や共同(体)運営に関心のある方、どなたでも気軽にご参加ください。

通常のブックカフェ営業もしています。本を見たい方、キャンドルを楽しみたい方も大歓迎です。『気流の鳴る音』をご持参の方、ご購入された方には、豆乳チャイを半額サービス。小径のノエル期間中は、古本20%割引(一部除外対象あり)いたします。

2022年12月24日(土)、25日(日)
営業時間:14:00~23:00

▼小径のノエル
毎年クリスマスの夜、下北沢の個人経営の店が中心となって、各店舗の前に色とりどりのキャンドルを灯します。今年は24、25日の週末2日間に開催します。
https://komichinonoel.info/#about

12/24「気流の鳴る音」ギャザリング企画Day1

「交響するコミューン」輪読会
われわれの「時」のきらめき

キャンドル点火前の時間に、真木悠介『気流の鳴る音』(ちくま学芸文庫)収録「交響するコミューン」の一部を、その「時」、その「場」に気流舎に居合わせた人たちで輪読します。

『気流の鳴る音』を読んでいる方も読んでない方も、どなたでも気軽にご参加ください。気流舎の共同運営に興味のある方もぜひ。

2022年12月24日(土) 15:00〜16:00
※ドリンクオーダーお願いします。
※『気流の鳴る音』は気流舎で購入できます。

輪読箇所
「出会うことと支配すること ー欲求の解放とはなにかー」
「エロスとニルヴァーナ ー始原への回帰と未踏への充溢ー」
「プロメテウスとディオニソス ーわれわれの「時」のきらめきー」

12/25「気流の鳴る音」ギャザリング企画Day2
「フランスのコミューンで『気流の鳴る音』を読んでみた」

気流舎の運営メンバーで去年の11月に亡くなった長谷川さんの追悼Zine「BON VOYAGE -Bohemian Punks-」でインタビューしたカフェ・ラバンデリアの根岸恵子さんをお迎えします。

カフェ・ラバンデリアの運営メンバーでもあった長谷川さんと根岸さんは「奴隷のように生きるのはやめる!」という映画の上映企画を通じて、ヨーロッパの運動や共同体のあり方の興味を共有していました。

先日まで根岸さんはフランスに滞在し、エマウス(Emmaüs)というコミューンに滞在していました。その労働の合間に気流舎で購入した『気流の鳴る音』を読むという体験をされたので、コロナ禍以降のコミューンの様子、その稀有な読書体験についてお話をお聞きします。(聞き手:ハーポ部長)

「エマウス(Emmaüs)は、アベ・ピエールがホームレス支援のために不用品を集めてリサイクルショップを始めたのがきっかけでできたコミューンです。なので主要な事業はリサイクルショップですが、農場経営など色々やってます。私のような短期の無報酬のボランティアがやってきたり、長期にわたり住んでいる人もいます。長く続いている理由はいくつかありますが、共同体の在り方が自然であることだと思います。」(根岸恵子)

2022年12月25日(日) 15:00~16:00
※ドリンクオーダーお願いします。
※追悼Zine「BON VOYAGE -Bohemian Punks-」興味のある方にはカンパでお分けします。

報告:根岸恵子(カフェ・ラバンデリア メンバー)

▼カフェ・ラバンデリア
新宿二丁目にあるカフェ。元々クリーニング屋であったことから「ラバンデリア(スペイン語で洗濯屋を意味する)」と名付けられた。気流舎と同じく共同運営スタイル。反資本主義、アナキズム、ビートニク、レベル・ミュージック等に関する本が本棚にあり、DJやトークイベントなども定期的に開催されている。猫カフェでもある。

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