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コミュニケーションの初手

 ここ5年くらいで、自分の苦手な人にも親切にできるようになった。

 それまでは、表面はさておき、嫌いな人や苦手な人は避けるのが僕の常だった。なぜ変わってきたのかといえば、自分が苦手な事実を認められるようになったからだと思う。

 小学生と関わっていると、意地っ張りで自分の非を認めなかったり、聞かないふりをする場合がある。大人も大して変わらないけれど、とにかく認めていないことを直すなんて夢のまた夢の話だ。

 苦手だと感じている事実は変えられなくても、それを認められたら行動を変えるのは可能なのだ。そして、行動を変えていけば自分の意識も変わってくる。意識を変えて行動は変えられる。でも、行動を変えて意識を変えることだってできるのだ。

 親切にするのは、別に相手を好きでなくてもできる。たとえば、席を譲るのだって、相手が好きだからするのではないだろう。

 気に入らなくても、苦手でも、とにかく親切にすることからコミュニケーションを始めてみる。それができるだけで、人間関係は劇的に改善する。万人に通じるかどうかはわからないけれど、少なくとも僕にとってはそうだった。

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