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俳句

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テレビ番組のプレバド特に夏井さんのファンで俳句の面白さ、奥深さに感心していました。そこで私も無謀な挑戦を始めます。でも俳句と呼ぶのも恥ずかしいので誰かさんを見習ってタイトルは 「… もっと読む
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2022年11月の記事一覧

湯豆腐の恋し嵯峨野の道遠し

湯豆腐の恋し嵯峨野の道遠し

今日は湯豆腐の絵です。俳句では何度か湯豆腐を使いましたが、絵は多分初めてだと思います。お湯に浸かっているところと上に出ている部分を意識しました。湯気がやや規則的になったのが気になります。写真に無い湯気を想像で描いた為、ついつい単調な繰り返しをしてしまいました。「露天風呂」の絵の経験が生かされていませんね。

湯豆腐は京都南禅寺が発祥の地と言われていますが、坊さんでも寒い冬は精進料理にも熱々の豆腐が

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一瞬が変える人生寒昴

一瞬が変える人生寒昴

似ているようで似ていないかも知れません。でも名前を出さないとわからないので書きました。神童と言われた久保選手、10才でスペイン・バルセロナの下部組織に所属し、テレビでも随分取材を受けていました。史上最年少のJリーガーになりましたが、Jリーグ出場記録では森本貴幸の記録を破っていません。森本選手も昔は和製ロナウドと呼ばれた神童でしたが、欧州でもJリーグでも今一つぱっとしませんでした。個人の技の凄さより

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わが笑顔映すゴーグル初デート

わが笑顔映すゴーグル初デート

冬の季語から見つけたスキーを描きました。女子高生がスキーをしている写真から描いたのですが、日の丸をつけているので日本代表かもしれませんね。

スキーは結婚してからは行ったことがありません。考えると豪州にいた7年半の間、スキー場に行かなかったのが、一番影響していますね。豪州はほとんど雪が降らず、逆にそれ以外のスポーツが沢山あったからです。ニューサウスウェールズ州とビクトリア州の境にホワイトマウンテン

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牡蠣小屋の大網狭し牡蠣の山

牡蠣小屋の大網狭し牡蠣の山

牡蠣は約3億年前から地球上に存在していたことが確認されています。そう牡蠣は太古の昔から日本でも西洋でも多くの人に愛されている食材ですね。ニューヨークのオイスターバーではとても美味しい「クマモト」という小さいけどクリーミーな牡蠣が有名ですが、日本では余り聞いたことがありませんでした。調べて見ると戦後八代海の種牡蠣がアメリカ西海岸のワシントン州に輸出され、大変美味しいと評判になり、今ではアメリカ全土で

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一杯の出来立てコーヒー冬支度

一杯の出来立てコーヒー冬支度

今日はイケメンを描いたつもりでしたが、指名手配写真のようになってしまいました。実は斎藤工さんをモデルにして描いたのですが、恥ずかしくてそうは書けません。こんな顔の人は世の中にいるとは思いますが、斎藤さんではないですね。そんな訳で題名は絵とは全く無関係の俳句で誤魔化しました。この絵からは能書きやうんちくは出るわけもないので俳句一辺倒で行きます。

今回は「冬支度」と言う季語が素敵だなと思ったのでこの

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冬ざれや高みにひそり高梁城

冬ざれや高みにひそり高梁城

久しぶりに遠景です。美しい景色を探していたらこんな素敵な雲海を見つけました。この備中松山城は天守閣が残る12名城のうちの一つですが、それほどの大名の城ではなく、明治に入り廃城令により、商家にたった7円(現在の価値で5万円)で売却されました。しかしながら余りに不便なところにある為、解体費用も出せずにそのまま壊されずに残ったそうです。私も数年前にこの城を訪れたことがありますが、確かに駐車場から城に辿り

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青柚子やすだちにかぼすシークヮーサー

青柚子やすだちにかぼすシークヮーサー

緑色の柑橘類にはかぼすとすだちと青柚子、小粒の青蜜柑もありますね。そうそう沖縄にはシークヮーサーもありました。でもみかんの一種なので皆、熟すと黄色やオレンジ色になります。ということは人は酸っぱさを求めてまだ青いうちに実を摘んで利用するわけですね。

すだちは絵の一番右側にあるゴルフボール大のものです。「酢の橘」「すたちばな」から「すだち」と呼ばれるようになりました。なんと上品な名前でしょう。その昔

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養豚場命の声の響きおり

養豚場命の声の響きおり

今日は子ブタの絵です。豚は躾をしなくても、自分の寝床から離れた決まったところでウンチをするらしいです。そのせいかどうかは知りませんが、イギリスやアメリカではマイクロブタのペットが結構人気です。本来、綺麗好きな豚ですが免疫力が強く環境への対応力がある為、人間様はそれに甘えて汚い豚小屋で育てて来た結果、豚は汚い不潔と言うイメージが出来上がってしまいました。豚に申し訳ないですね。そう言えば最近は無菌豚と

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朝ぼらけ山茶花の垣光りおり

朝ぼらけ山茶花の垣光りおり

今日は冬の花、山茶花です。冬の季語だし、寒いところの木かと思ったら意外にも西日本の温暖地域とか台湾・中国でしか自生しないのです。でも横浜の家にも山茶花の垣根があったし、山茶花なんて割と日本中にある感じがします。冬の季語なのは冬に花が咲くからということで良く分かりますが、何処でも見られるようになったのは何故かと言うと、温暖な地に咲いていた山茶花を寒いところでも育つように品種改良したからなんですね。そ

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アンミカに惹かれ買いたる赤セーター

アンミカに惹かれ買いたる赤セーター

またまた人物画です。今日は女性に挑戦しましたが、案の定駄作となりました。明るい肌にしようとピンクも入れましたが、結局、また黒を使って汚くなりました。特にアンミカさんのファンでもないのですが、まずは特徴のある女性ということで描いて見ました。でも、さすがにこんなに目も口も大きくないですね。

アンミカさんはモデルのはずですが、モデルとしてのアンミカさんは見たことがありません。背も高くまあまあの美人です

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オリオンやステンドグラスの喫茶店

オリオンやステンドグラスの喫茶店

写真を縦長にしたので何の絵かわからないですね。新しいロボットか〜!いや昔ながらのランプです。ワンダーフォーゲル部にいた時は馴染みだったランプですが、長いことご無沙汰ですね。そう言えばあの赤いキャンプ用ランプはどこに行ったんだろ?いや何時捨てたのかな〜。

ランプは英語ではなくオランダ語で明治維新の頃、日本にやって来ました。元々はギリシャ語が語源でランプ自体は昔から世界中で使われていて、原理で言えば

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はげ頭つい目に浮かぶ子規忌かな

はげ頭つい目に浮かぶ子規忌かな

先日NHKの「歴史探偵」と言う番組で正岡子規のことをやっていました。
見逃した人の為に私が印象に残ったことを書いてみます。

一番面白かったのは子規が独自の辞書を作っていたことでした。字数毎に花や道具など分類して書いてありました。この辞書があれば、例えばこの意味で3文字の言葉はないかなと探すのに便利そうです。こんな辞書を作るなんてやはり俳句に対する熱意が違いますね。

それから江戸時代の俳句俳諧を

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オロナミンCの看板雪深し

オロナミンCの看板雪深し

最近ライザップの宣伝に出ている大村崑さん、なんと御年91才です。このところ大相撲を観戦している姿しか拝見していなかった昆さんですが、こんな元気な90代なんて驚異的です。私にとって昆さんと言えば小学生の時のテレビ番組「番頭はんと丁稚どん」に出て来る丁稚の昆松が一番印象に残っています。その後も60年以上俳優を続けているわけですが、余り印象に残る映画やドラマはありません。(あくまで私の印象です)確か最近

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朝まだきただただ冴ゆる伊吹山

朝まだきただただ冴ゆる伊吹山

小さな用紙に風景画を描いて見ました。細かいところは用紙が小さいので描けません。でも雰囲気だけは出るようにしました。三島池から見た滋賀県側の伊吹山ですが、石灰の採掘で残念ながら岩肌が露出して少し不自然なところもあります。

伊吹山と言えばヤマトタケルが草薙の剣を熱田に置いたまま、素手で伊吹大明神と戦い破れた有名な山ですね。ヤマトタケルは醒ヶ井の井戸で癒やされたものの最後は病に勝てず能褒野(亀山市)に

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