見出し画像

もう転職してやる!と思ったら読むページ

お疲れ様です。きりんくじらです。

転職エージェントとして
いろんな方とお話をしていると
「あーこの人は転職に向いていないなぁ」という人
結構います。

エージェントにそそのかされて
適切でない転職を行わない為にも
自己判断用でこの記事を公開させていただきます。

最後まで読み切って「それでも転職する!」と
思えたら動き出しましょう。

ちょっと辛口ですが、
あなたの正しい判断の為の
ヒントとして読んでみてください。

1.そもそもあなたの転職市場における価値は?

結論、労働市場においては
「どれだけ会社に都合のいい人か」
という切り口で自分を見なくてはならないです。

乱暴に言えば、
あなたが何をしたいかとかはどうでもよくて
会社にとって必要な人かどうかがカギです。

その上で
「あなたがどれくらいの収益を生み出してくれるのか」
「その会社や業界の利益率」
年収が決まってきます。
(あと採用難易度が高いと年収は上がる傾向です)

就労先を
「雇ってくれるところ」
    
「労働を提供するクライアント」
と考えると、
今まで以上にシンプルに
とらえやすくなると思います。

2.自己実現は大切にしてください

前項で伝えたいのは、
あくまで会社側の都合です。

ただ、
お金を払ってもらう(給料)からには、
クライアントが希望する年収分の仕事は
やらなくてはならないものになりす。

その上で、いかに自己実現を果たすか。

方法としては、2つ。

(1)自分のやりたいことを会社のミッションに寄せていく。

自分のやりたいことのバックグラウンドを理解して、
目的を会社のミッションにそろえていくイメージです。

例えば、もともとは「接客を通じて人に最高の体験をしてほしい」という想いだったものの、現在は管理部に移動しちゃったとします。そしたら「社内メンバーを顧客と捉えて最高のビジネスライフを体験してもらうように支援する」など、【自分が一番大事にしたいこと】にフォーカスを当てなおすと良いと思います。

ちなみに、
そういうのがなければ「日本一目指す!」とかいって
楽しむのもアリ
だと思います。

日本一の現金出納、日本一の月次決算。
なんでもいいんですが、
日本一目指して面白おかしくやると、
自分自身もっと楽しくなっていきます。

どこでどんな仕事をするにしても、
こういう
「”楽しむ”を自分で決める」
「”楽しむ”を自分に許可する」
というマインドセットは重要です。

これで愚痴ばかりの人生ではなく

ポジティブに心身ともに健康的な生活と、
前向きなキャリアを獲得できるようになります。

話題を戻しますが、
自分がやりたいことの本質を深耕して、
今の会社のミッションと共通する点を見出す能力は、
長い目で見て会社員として生きていく中で
重要なものになります。

早いうちから意識していきましょう。

(2)会社が求めているミッションを自分のやりたいことに寄せていく
二つ目はこれ。
どれだけ社内で「有効な発信ができるか」です。

「自分がやりたいこと」の中でも、
「会社が必要としていること」については、
会社は前向きに承認してくれます。
(厳密には、会社にとって都合のいいこと、という意味ですが…)

営業で
こういうことをやりたい、
こういう商材を開発したい
という話を発信し、

自分自身それが会社にとって
なぜ必要かのロジックを磨きこみ、
議題に出し続けることで
機会が訪れることは少なくないです。

ここで重要なのは
「発信しなければ機会は寄ってきてくれない」
「会社にとって都合のいい内容じゃないと通らない」
という点。


そもそも発信しないと、会社は「あなたが何をしたいか」について知るすべはないです。超能力者じゃないので。なので発信しなくてはなりません。次に、「会社にとって都合のいいこと」でないと通りません。あなたが何をしたいかは極論は会社にとってはどうでもよくて、会社にとってどのようなメリットがあるかが最重要です。そのため、自分が何かをやりたいときに、合理性を突き詰めていく必要があります。逆に、そこが成り立てば、後は社内でどのように通しに行けばよいかを考えるだけなので、スムーズに事は運べます(ロジックが通れば、多少通し方に失敗しても時間をかければ実現率は高いです)。


発信して働きかけることで、自らチャンスを作ることも可能です。口を開けていても、エサは与えてくれないのが社会です。

3.転職のリスク、デメリット

ここまで読んで、
「現職でもうちょっとやってみようかな」
と思った方は、それはそれでOKです。

まずはやれることやり切ったほうが良いと思います。

念のためもうちょっとお話させてください。

転職にはリスクがあります
ちゃんとそこをご理解いただきたい。

残念ながら、
転職エージェントに相談したら、
すぐに同調して「転職したほうがいいですよ」
と言います。

なぜなら、
そうしたほうが彼らは売り上げが立つからです。
(詳細は割愛)

ちゃんと自己判断で、
リスクを理解した上で
転職の決断をすることをお勧めいたします。


<転職のリスク・デメリット>
・コストがかかる
・次の職場でも同じ問題が発生する可能性がある
・次の職場で別の問題が発生するリスクがある


ちなみに、以下のトラブルはどんなに厳選してもぶち当たる可能性があります。全て「人」が軸となって発生する問題の為、働いてみないとわからない問題です。

【職場で起きるトラブル(どこに行っても存在する可能性がある系)】

パワハラ/セクハラ/サービス残業/上司とウマが合わない/やりがいを感じられない/もっと成長したいができない/職場の人間関係がぎすぎすしている/将来性が見込めないet…

4.合理的な転職理由の事例

ちなみに、以下のような合理的な理由での
転職はお勧めします。

<転職をお勧めする"転職理由">

□年収を上げたい
ある程度機が熟して、ずらし転職とかが可能な方に限定。同職種異業界に転職することで年収UPがみこめる方

□勤務地を変えたい
UIJターン。結婚や親の介護等の必要性に迫られている方。

□キャリアチェンジしたい
若手中心ですが。長期的に見て、別職種でないと実現できない夢や目標がある場合には合理的だと思います。

□戦略的にキャリアアップしたい
現職が中小企業で、大手の育成システムの中で実務に関わりたい方
大手から中小企業に入って、役職を引き上げて経験値を積みたい方

逆に、今抱えている課題が
転職を通じても100%解決が見込めないもの
は、
もう少し現職で課題解決にチャレンジしたほうが良いと思います。

<注意>
以下のケースは即転職を薦めます。
・ハラスメントでメンタルが崩れかけている、崩れた(うつ病診断等)
・自分の生命にかかわる(残業が異常、物理的な危険がある)
・会社が倒産しかけている
・会社が不正を働いている

5.企業が採用時に見ているポイントは?

ここまで読んで、絶対に転職してやる!という意思が固まった方。
まずは自分の市場価値の見直しからしていきましょう。

<年齢別:転職市場が見ているもの>
20代:ポテンシャル
30代:専門性の中でのポテンシャル、一定の実績
40代~:専門性と実績。実績が命
 ※逆にこの辺りを見られない転職は危険です。あなたを「替えがきく存在」とみている可能性が高くなります。そうなると、使い捨てされちゃいます…

年齢によってみられるポイントは変わります。
どの観点でアピールができるのかぜひ検討してみてください。

いかがでしたでしょうか?

絶対に転職してやる!と思ったら、
まずは踏みとどまってこの辺りを検討してみてください。

そして、冷静に考えても合理的な転職理由の場合は、
今度は戦略戦術が重要になってきます。

どのように求人企業に「あなたをアピールすると効果が上がるか」についても、別記事で転職エージェントの観点でアドバイスさせていただきますね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?