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「好き」が作る居場所と仕事

主に仕事でしている好きなこと

賃金は決して多くはないですが、今の私は好きなことを仕事にしています。好きなことがあることは生きていく上でなことだと思います。「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。もちろん、好きだからといってそのどれもが上手とは言えないです。でも、「好き」があることで、そこに自分の「居場所」が出来るのです。

この「好き」は働いていく中で見つけたものも多いです。私にとって、例えば「デザイン」。まるで専門外の分野で、学校などで触れたことはありませんでした。上司に習って名刺やチラシ、主にグラフィックデザインをする中で、段々と好きになりました。「そういえば、小学生の頃、学級新聞作るのが好きだったなぁ」など思い出しました。細部にばかり目がいく自分にも合っていたようです。

後は、ブランドネーミングのお仕事。元々、「書く」といったことに興味がありました。しかし、長々と文章を書くのは少し苦手でした。どちらかというと「詩」のような「発想」で物を書くタイプです。ですので、発想勝負の「ブランドネーミング」のお仕事は本当に楽しいです。

趣味でやっているマクラメアクセサリーは冬は、はかどっていないのですが基本的な結び方は手が覚えています。趣味の領域を出ませんが、こういう「手仕事」として黙々とやる作業も私にはストレス発散です。

働くことは自分の居場所を増やすこと。

好きなことが出来たら、まず先達に教えをこくことが私の方法です。独学に自信がなく、かつ挫折しやすいタイプなので、お金を払ってでも行きます。でも、これは意外に大事なことだと気づきました。まず、教えてもらう「場」が出来ることでコミュニティを作っていけるのです。

つまり、好きなことを介して自分の居場所が出来ます。これはメンタルの上でも仕事をする上でも大きなメリットでした。例えば、好きなことがある程度、出来るようになったら他の好きなことをする場に移れます。出来るようになってなくて、嫌なことがあったとしても違う「場」があれば、思考を切り替えて他の「場」に移ることができます。

好きなことをどんどん仕事にして「場」を増やせばいい

さらに「好き」が高じれば、自分の出来ることが増えます。ただ、習っていただけのお稽古ごとでも自分のベースが上がってお仕事に繋がっていると感じます。私は「詩」のコミュニティに入ることによって、「詩」以外の文章の質が上がったと感じています。

「詩」自体では食べていけない。それなら、「ネーミング」はどうだろう?「ライティング」はどうだろう?世の中に需要があることなら、強くなった力で自分を試すことが出来ます。

私にとって、働くのは何も特別なことではありません。今の職場が仮に無くなったとしても仲間がいない寂しさがありますが、同じことをして稼いでいると思います。

「好きなこと」を見つけ、伸ばして働くことに繋げることは難しいことではないと信じています。それは何も「好きなこと」があることや多いことが勝っていると言っているわけではありません。現実的に自分の性格上、好きなこと以外、続かないからです。

なりたい職業=好きな仕事か?

幼い頃から、私にもなりたい職業が数々ありました。確かに、なりたい職業は自分の「好き」を表しているかもしれません。しかし、私はどちらかというと、

好きな作業=適職

だと思っています。考えもしなかった「デザイン」のお仕事の作業が自分には合っていました。逆に憧れていた職業で働く自分を「今」想像すると潰れていたのではないか、と思います。誰にでも向き、不向きがある。その可能性を増やすのが「好き」という気持ち。そして実際やってみて作業が自分に合っているな~と実感して初めて、良いお仕事に巡りあえたというのではないでしょうか。

こういうと嫌味に聴こえるかもしれませんが、私は元旦から仕事初めが楽しみです。


追記:「好きなことを仕事に」とは、拒否感や抵抗感を感じられる方が多いように見受けられます。ただ、こうして文字を打つことも私には「好き」という言葉が一番、合っています。「好き」と「仕事」の間に溝のない世の中になって欲しいです。


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