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こだわらなくてもいいことにこだわってしまう

久しぶりにメルカリのアプリを開いた。

以前まではよく利用していたが、最近はめっきり利用していない。

売るものもなければ買いたいものもないからだ。

過去、109回の売買をしている。

そのうち出品したのは78品。

メルカリは取引の度に、取引相手を評価(良かったか残念だったかを判定)しなければらなない。

自分で言うのもなんだが、プロフィールにある評価の欄は、星5つ、すべて「良かった」の状態である。

しかし、過去1度だけ「残念だった」と評価されたことがあった。

私は出品者側で、商品説明欄には傷や汚れがある箇所をしっかりと提示し、翌日には発送手続きを行い、迅速な対応もした。

しかし、相手側(購入者)は私を「残念だった」と評価してきたのだ。

これまで「良かった」の評価しかなかったのに、「残念だった」の評価がついてしまい、全く納得がいかなかった。

悪い対応をした覚えはなかったので、なぜその評価になったのか取引相手にメッセージで理由をきいた。

もちろん丁寧な文面で送り、喧嘩を売るような内容ではない。

しかし、相手からの返信はなく「残念だった」の評価は表示されたまま。

この評価をどうにかできないものか。

調べてみると、同じような事例があり、評価を取り消す方法とある。

事務局に問い合わせてみるといい、とあった。

これまで「良かった」の評価で満たされ、気持ちよくメルカリを利用できていたのに、「残念だった」をつけられ、そればかりに気を取られてしまい気が気でない。

こういう時にへんなこだわりというか、完璧主義というか、そんな気質が発揮される。

「残念だった」と評価されたところで気にしない人はスルーするだろうが、私は「良かった」の評価で満たされていないと気が済まない。

そのこだわりから抜け出せず、早速事務局に問い合わせた。


良識ある取引を心がけたつもりでしたが、「残念だった」の評価をつけられました。

この評価を取り消してほしいのですが・・・。


という内容だったと思う。

「購入者に、なぜその評価にしたのかもう一度メッセージで問い合わせてみて下さい」と返信が来た。

事務局の言うことは絶対。

もう一度同じ内容で購入者にメッセージを送る。

やはり数日たっても返信はなかった。

再び事務局へ報告。

「基本このような対応はしないが、今回は評価を取り消させていただきます」と事務局。

念願の「残念だった」の評価を取り消してくれた。

よかった。

安堵した。

腑に落ちない評価ごときで悩まされずに済み、平穏な生活を取り戻すことができたのである。


些細なことかもしれない。

こだわらなくてもいいことに、こうやってエネルギーを使っている。

昔に比べるとだいぶ楽観的になったとは思っていたが、へんなところに固執してしまうのは変わっていない。

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