『頑張った自分にご褒美』と書いてキンキンに冷えた生ビールの写真をSNSに投稿している人へ

『仕事頑張った自分にご褒美』という文章。

それに添えられた生ビールや高級な食事、
ブランド品の写真。

頑張った自分、今すごく幸せな気分です、と
投稿したくなります。

しかし、きつい仕事を頑張った時だけじゃなくても
いいと思うんです。

なにかしらプロジェクトをやり遂げた時だけじゃなくてもいいと思うんです。

自分へのご褒美はいつだってあげてもいいと思うんです。

ご褒美は毎日でもいいと思うんです。

ただただ息をしている自分に
ご褒美をあげてもいいと思うんです。

なんでもない日にご褒美をあげてもいいと思うんです。

あなたが今日生きているだけで
ご褒美をあげてもいいと思うんです。

あなたが存在しているだけで
ご褒美をあげてもいいと思うんです。

『どの面下げて偉そうに言ってやがる。』

そう思っているあなたにもご褒美をあげて
いいと思うんです。

こんなこと言っている私に
ご褒美を与えて下さってもいいと思うんです。

『ご褒美の意味がなくなるじゃないか。』

『頑張った人にこそ、与えるものじゃないか。』

ご褒美の概念を壊しましょう。

『無職の分際で何言ってやがる。』

『算数のテストでいかさました分際で何言ってやがる。』

そういう過去の自分にチロルチョコを
買ってあげようかな。

時空を超えて自分にご褒美をあげよう。

『振られたことをなかったことにした分際で
ご褒美をもうらおうとするな。』

そういう自分にシャネルの財布を買ってあげようかな。

そして、あなたにもご褒美をあげよう。

そして、それをSNSに投稿しよう。