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夢十夜 分解熊編

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記事一覧

夢十夜 第十夜

 こんな夢を見た。
 クリスマス用の鳥を切っていた。
 羽はもう毟ってあって、蒸されて、あとはもう味付けすれば食べられる状態に仕上がっていたけど、結構リアルな感じでな鳥だったので、 切ろうとして包丁を肉に刺そうという瞬間にげろが出そうになってしまった。もう一回トライしてみようと思ったら、本当にげろが 出てきてしまった。
 気を取り直して、田んぼの中の道で、みんなの分を一生懸命切り分けようとしていた

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夢十夜 第九夜

こんな夢を見た。
 捕虜として捕われてしまった。
7人くらいと一緒に捕まえられて、地下の収容所に入れられた。
 そこは9マスくらいに仕切られた掘りごたつがあった。『失われた帝国』の時代の 遺跡を利用したものだった。
 7人がぎゅうぎゅう詰めになりながら1つの掘りごたつに入っていた。それでも、今まで聞いたことのある虜囚の待遇に比べたら ものすごくいい待遇だったので、私たちを捕まえた国の人たちは随分紳

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夢十夜 第八夜

こんな夢を見た。
 海岸に行くと、会社の人たちが体育すわりをして波打ち際を眺めていた。
 私も、その集団の前のほうに座って海を眺めてみたけれど、すぐに立ち上がって海岸の後ろ手にある山に行くことにした。
 小さな山だったのですぐ登ることができたけれど、頂上近くまできたら急に山肌が脆くなってきていることに気づいた。
 一人分くらいの幅の道には梯子状の取っ手がついていたけれど、試しに少し力を入れたらポキ

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夢十夜 第七夜

   こんな夢を見た。
 映画を観に行った。
 観ているうちにそれが『バックトゥザフューチャーⅡ』であることに気付いた。
 『バックトゥザフューチャー』を観たのが小学校6年の時だったから、かれこれ十数年ぶりの続編だと言うことになる。 映画は博士とマーティーがまたまた事件に遭遇しそうな気配で終わろうとしていた。

 弁士のような女の声が
 「さあ!どうなる博士とマーティー!次回は14年後!おたの

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夢十夜 第六夜

   こんな夢をみた。
 解剖用の人体を作って解剖することになった。50センチくらいの人体で、 私が作ったやつは妙に乳がでかかった。似てない、と思った。人体という割になんだか ぼそぼそとして硬い素材で出来ていた。みんな鉈のようなもので解剖していた。
 授業の傍らで高校の担任が面談をしていた。
 「キリン、なんか悩みはないのか」というので
 「ありません」
 と、答えた。

 更にそれに並行して

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夢十夜 第五夜

こんな夢をみた。
 何かの失敗をしたために、責任を取って死ななければならなくなった。
 「じゃあ、死にます」と言ったら「はい、どうぞ」といわれた。

 あっという間に死ぬ日になった。

 誰か引き止めてくれるかと思ったけれども、誰も引き止めてくれない。
 それどころか、次々とお悔やみを言いにやってくる人びと。
 「キミの業績は敬意を表するに値するものだったよ」
 いまさら死にませんなどとは

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夢十夜 第四夜

 こんな夢をみた。
 旅行に行くためにその日は朝5時に起きなければいけなかった。  ところが全然寝付けず、夜更けまでうとうとしていた。漸く眠れたと思ったら、 「バン!」という大きな音と共に目が醒めた。

 もう昼の12時前だった。

 あわてて電話をかけようとしたのに、何故か圏外通知になっていてつながらない。  おかしいと思って入り口の覗き窓から外を見たら、全く知らない景色にかわっていた。

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夢十夜 第三夜

こんな夢を見た。
 布団を干そうとして、アパートの南向きの通路の手すりまで運んでいった。

 玄関のドアを開けて、つっかけを履いて、外に出ると手すりには赤いびにーる傘が 何本も何本も並んでいて、布団を干すスペースが無かった。

 わたしは困って、立ち尽くした。

 こんな夢を見た6月8日。

夢十夜 第二夜

 こんな夢を見た。
 友達に貸していたまち針を、返してもらった。まち針は紙で包んであった。
 返してもらった場所はスキー場のゲレンデだった。そこのリフトの前でまち針の包みを開けると、 私のまち針ではなく最新式のまち針が入っていた。それは、まち針の高級品だったので、私は こんないいものをもらっちゃって悪いなあ、と思った。
「これ、悪いから返すよ」
「いいって、いいって!キリンちゃんのまち針無くしちゃ

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夢十夜 第一夜

 こんな夢をみた
 あたしは中学校にいる。
中学のクラスメイトと、数学の担任が教室にいる。
クラスメイトの一人が、何かわけがあって先生に殴られる。その女の子は鼻血を流し ている。
 先生が再びその子の前にやってきたとき、彼女は先生のことを思いっきり殴りつけ る。
先生の鼻の両穴からもだらだらと血が流れはじめた。

先生:うぉおおおおおおうぉお(ピッコロ大魔王の産卵のような姿)
生徒:(無言でに

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