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40代独身、持ち家あり②

中古マンション購入+リノベーションに向けて、私がまずしたことは2つ
①予算をざっくり考える
②興味のあるリノベーション会社にアポをとる

当時の年収は420万円ほど。30代の平均年収程度は稼いでいても、マンションを購入するには余裕のある金額ではない。賃貸で都内で普通のワンルームを借りるイメージで月々8万円上限(管理費・修繕積立金込み)を住居費と仮定し予算を考えた。
20代で車を購入した際に税金や維持費を考慮していなかった反省を踏まえ、多めに出費を見積り、35年ローンで2,000万円以下の借入れ、現金は諸々の費用として300万程度を想定した。
それまで好きなだけ使っていたネイルや洋服代を削れば、なんとかなるな。という、どんぶり勘定でとりあえず「イケる!」と思った。
「家を買う事」が目的ではなく、「生活の質を上げる事」を大切にした。
気をつけたのはネットやマンション情報誌のローン借入可能額は参考にしないこと。ローンを払うために節約ばかりするような生活では意味がない。
実際、物件を探すと私が購入できそうな物件は本当に少なかった。
次々と建設される高級マンションを皆、どうやって購入しているのか、今でも不思議。

私の場合は上場企業の正社員だった為、融資は問題ないと想定していた。
フリーランスは年収が高くても審査が厳しい場合もあるし、非正規雇用の方も金額や条件面で正社員よりも金融機関選びに工夫が必要かもしれない。
正社員でも過去にクレジットカードの支払い滞納や他のローンが残っていると審査が通らない可能性がある。
現金が用意できる場合を除いては融資が受けられないと、購入は厳しくなるので注意。

私は自分の好きな部屋を作る為に物件からリノベーションまで任せられる業者を探した。雑誌やネットで好きなテイストの実例を探し、1社にすぐにアポを申し込んだ。
実際に会って、不安があれば次の業者へアポを取ればいいと思っていた。
結果的に私は1社目の業者の担当者や会社に違和感もなく、施工実例の雰囲気が気に入って、そのままお任せすることができた。
まず、物件探しからリノベーションまでの流れと、何をしてくれるのか、どの段階でどういう料金が発生するのかを最初に確認し、中古物件探しを依頼して1度目の打合せは終了した。この段階では気に入った物件に出会ったら話を進めようという程度で、自分が本当にマンション購入できるのかどうかは半信半疑だった。

購入に興味があるが足踏みしている独身女性の方、「騙されたらどうしよう。」「しつこく営業されたらどうしよう。」という不安があるのではないだろうか?人生に1回あるか無いかの買い物だから当然だ。
でも、雑誌やネットの情報を眺めているだけでは自分に合った物件や購入方法には出会えない。それは就活や婚活と同じ。
騙されないように最低限の勉強をする。違うと思ったら断る強い意志を持つ。あとは、自分の目で確かめるのみだ。
普段、皆が持っているから、流行だから、店員さんに進められると断れないといった理由で買い物をしている方は、信用できる友人や家族と一緒に最初のアポをとるという方法もあるかもしれない。但し、無責任な友人や、理由もなく反対しそうな家族、見栄を張ってしまう相手などが一緒だと逆効果。私は実際に物件を決めて申込するタイミングまで誰にも相談はしなかった。

あとは雑誌やネットを眺め、インテリアショップを巡って自分のモチベーションを保った。夢を見ながら、現実を見つめる。
ストレスが溜まりそうな判断が必要な時は、好きな部屋で寛ぐ自分を想像して乗り切った。


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