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銀のお菓子缶に、四季のふきよせを飾って。

こんばんは!
昼間の日照りが増し、局地的な豪雨の降る季節になりかけている今日この頃。
皆さんはどうお過ごしでしょうか?

さて先日、大切な友人よりとても小洒落たお菓子缶を頂き、それが非常に美しいものだったのでご紹介させて頂きます!

和のモダンスイーツを展開するtamayose(たまよせ)の甘じょっぱい缶です。

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ふきよせとは?

ふきよせとは、茶席で振舞われる干菓子・焼き菓子のことで、秋風で吹き寄せられている落ち葉の様子を表現したものとされています。

地方によってその中身に違いがあり、関東圏では小さなおせんべえや昆布を詰め込んだもの、関西圏では紅葉で色づいた木の葉をモチーフにした落雁や雲平、有平糖などを詰め込んだものを吹き寄せと呼んだりしています。

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日本の四季の美しさをお菓子へ

色とりどりのお菓子が詰められた吹き寄せは、まさに季節を閉じ込めた芸術とも呼べる代物です。

最近では、西洋菓子が主流となってしまい、どうも派手な演出ばかりに目が行ってしまいますが、昔から日本で大切にされてきた伝統のお菓子は、風情を感じられるものです。

忙しなく日々を過ごし、心のゆとりをなくしてしまいそうな私たちに、「あぁ、日本の情景はこんなにも美しいのか」と思わせてくれる逸品です。

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風情を食して

たまよせの「甘じょっぱい缶」を食べさせて頂きましたが、感想を一言で申しますと、「衝撃」です。

これほどの干菓子・焼き菓子を私は食べたことはありませんでした。
私が普段食べるものは、手軽に食べられる西洋菓子ばかりで、砂糖がふんだんに使われたものばかりです。
それもそれで美味しいのですが、だんだんと舌が麻痺していたのも事実です。

一口頂き、身体に電流が駆け巡りました。
軽やかな食感もさることながら、素材本来の甘味や苦味が波のように訪れるその感覚は、素材の命を頂いていると直に感じられます。

最近のお菓子は、塩や砂糖をふんだんに混ぜたり、濃い味付けをべた塗りしたりと、素材そのものの味を消してしまっているものが多いです。
見た目ばかりが派手になっていくことに慣れてしまった私を、ふと立ち止まらせてくれた、そんな衝撃を受けたお菓子でした。

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最後に

洒落たものを送ってくれた友人には、大変感謝しております。
私では選ぶことの出来ない価値を教えてくれることは、私にとって計り知れないほどの幸せがあります。

その人自身の持つ、芯の通った「美しさ」が表現されたお菓子のようにも感じました。(※実際、綺麗で品格のある美しいかたなんですけどね)

私自身はまだ、武骨で不器用なままの子供ではありますが、品格のある「美しさ」を持てるような人になりたいと、今ここに書きながら感じている次第です。

人に贈るものは、その人の心が現れます。
だからこそ、日本の風情を今一度、大切な人に贈ってみるのもいかがでしょうか?

それではまた。


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