オト
波打ち際でキラキラと揺れる波
少しづつ足がサラサラと
吸い込まれ沈んでいく気持ちよさを
初めて知ったあのころ
波を弾きながら走って
洋服に黒いしぶきを作ったあの頃
悩む日も嬉しい日も
その音を聴きに訪れる
かけがえのないこの音
お気に入りの陽気な音楽と一緒に
撮影現場で好きな音楽の話になったとき
ボブマーリーが好きですと話した。
そして、SixTONESも好きです。と。
ボブマーリーが好きだというと、
この歳で渋いね、といった反応がよくある。
SixTONESが好きですというと、
意外だね、と言われることがあるのだが、
実はこれはしばらく隠していたことでもある。
あんまりジャニオタだって言わない方がいいよ、と言われたことがあったから。
それはさておき、
そんな話しの流れから、髪の毛をボブマーリーのようなスタイルにしてもらった。
それをくくったら
海辺を走っていそうな少年みたいな
なんだか懐かしいような
自分が生まれていなかったくらい昔の時代の風や匂いをふんわりと感じたような
そんな不思議な感覚になった
そして同時に、ジャニヲタを隠していた私に
隠さなくていいよ、と
好きなものは好きだと発していいんだよ、と
私の“好き”を
肯定してくれる素敵な時間だった
いまもむかしも
楽しいことがあれば
難しいこともあって
でも全部全部が私を作っていて
それが面白くって
だから今日も、
私を生きてゆくのだなと
次の面白いをさがしてゆくのだな、と
どんな時も“音”はすぐそばにあって
オンガクも、自然が生み出すネイロも
誰かが口にするコトバも
気付くと私はそれを
探して、求めているのだな、と。
Instagramにも、この写真と詩を載せています。
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