小説を書くにあたって気をつけていること:概要、章立て、シーンと順番におとしこみ、最後に文字を書く
これから「小説家になろう」に小説を公開しようと思っている霧切舞です。小説家をめざして一生懸命奮闘中です!よろしくお願いします!
小説を書くにあたって気をつけていることを、自分への戒めもかねてここに残します。
・コンセプトと結論を最初に決める
・おおまかなストーリーを決めてから文字を書く
桃太郎だったら「桃から生まれた人間が鬼ヶ島に行って鬼を退治した」が結論になります。コンセプトは「人が悪者を倒す英雄物語」かな?
とりあえず、そういった概要をあらかじめおさえておくと、何万文字も書いたあと「うがぁあああ!やっぱり根本的にだめだあああ!」ってならないと思います! あとで修正してストーリーがワケワカメにならないように、最初に土台を固めることが大事なのであります。私は何度も、修正不可能なストーリー展開になって小説がまるごとボツになった経験があるので、ここはしっかり守りたいところ。
ざっくりしたストーリーを決めて、そのあとだんだん粒度を細かくしていく、というのが次のステップ。文字を起こすまえにこれをやらないと、私の場合はボツになるリスクが1億倍になります。
桃太郎の場合、「桃太郎が鬼を退治する」というストーリーを
・おじいさんとおばあさんに育てられる
・きびだんごをもらう
・動物を家来にする
といったレベルまでおとしこむ。で、動物を家来にするところをさらに
・犬を家来にする
・猿を家来にする
・キジを家来にする
とわけていく。あれ、この順番だっけ? そもそも猿っていたっけ? まあいいや。パソコンでいうと、ファイルの中にファイルがあるという感じ。難しい言葉でいうと、階層構造をつける感じなのであります!
ストーリーの階層をきちんとメモって、それを守って文字を書くと小説がきゅっとコンパクトになりますが、守らないとやっぱりワケワカメになるのが私の経験則。小説を書いているみなさんはどうですか??
ちなみに私は今のような「メモって」「守って」といった韻を踏む文章をよく書きます。こんな感じの文を見かけたら、それは私の書いた文かもよ!
で、わたくしは今、小説家になろうというウェブサイトに公開する小説のストーリーを一生懸命、練っております。ざっくりいうと、SFサスペンス。
SFは矛盾との戦いで、文字を適当に書いているとあっという間に矛盾が爆発して、内部崩壊するのであります。なので、秩序を維持するために、論理的整合性を徹底的に検証しながら、キャラクターと物語の文学的要素をつめこんでいます。
SFは他のジャンルと違ってキャラクターが気ままに動かない! キャラクターはおのおのの思想というよりは、大きな世界観と抗いがたいSFの設定によって操られてしまいがち。
ぼーっとしていると、キャラクターが人間らしくない行動をとってしまう! その行動は作者にしてみると当然なのだけど、当人からするとぜんぜん当たり前じゃない。そんな感じのシーンが多いと物語が無機的になって、人間らしさや詩的な奥行きがなくなってしまう。
作者の使命は、その操り人形であるキャラクターにルネサンス的な自由意志を授けることです。設定ありきのSFは「コンセプト、章立て、シーン」の階層を壊さないように、キャラクターを思いっきり動かないといけないね!
これから文字を書いていくので、そこでなにかを考えたら続きをノートにまた書きますよ!
もし私の作品を「小説家になろう」で読んだら感想を聞かせてくださいね!
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