じゅげむとユーモア。「このねこ、うちのねこ!」 【82/1000*絵本】
かわいいタイトルと絵に惹かれて選んだ絵本。
「このねこ、うちのねこ!」Virginia Kahl(原著)こだま ともこ(翻訳)
【内容】
小さな白いねこが、7けんの家がある村にやってきました。ねこは、1けん目の家でミルクをもらい、メリンダという名前を、2けん目では、ミランダという名前をつけてもらいました。こうして、ねこは7けん全部で名前をつけてもらい、かわいがってもらうようになりました。ところがある日、国じゅうにねずみがふえすぎて、どこの家もねこをかわなくてはいけないというきまりができて…? シンプルなイラストと、ユーモラスな話がマッチした楽しい絵本。
【感想】
今回の絵本も文字多め。絵はシンプルで、色がクリスマスカラー。
ねこが小さな村に行って、7軒の共通の猫になる話。一軒ずつ訪ねて行くと、それぞれが名前をつけてくれて、日本でいうところの「じゅげむじゅげむ・・・」のような長い名前になってしまう。それぞれのお家で可愛がられるのだけど、自由気ままに行動している。でももちろん猫の本分でねずみは追っかけてて、小さな村からねずみを追い出している。
ある日、ねずみ退治のために一家に一猫というのが法律で決定。役人が小さな村にも猫がいるかのチェックをしにくる。どこのお宅も猫を飼っていると主張するが、猫の姿が見えないので実際にいるかどうかも合わせて再チェック。
白い猫なので、二軒目の絵描きが猫の耳を赤くしたり、三軒目ではまた違った模様が増えていたりと、役人と小さな村人たちの知恵比べ。最後のお宅では煙突から落ちてしまったので真っ黒に。でもどのお宅にも猫を飼っているという判断がされてめでたしめでたし。ユーモア溢れる絵本でたのしいです。
【絵本のキーワード】
猫 名前 ユーモア クリスマスカラー
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