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すばこ 【22/1000*絵本】

イラストが好きなテイストなので選んだ絵本。

「すばこ」キム・ファン(著)、 イ・スンウォン(イラスト)

【内容】
巣箱は、ひとが作った鳥の家です。素材も、かたちも、大きさもいろいろ。その巣箱、もとはドイツの貴族の男性がはじめたことを知っていましたか? 簡単にできる自然保護である巣箱の起源を描いた美しい絵本。解説つき。

【感想】
絵はアクリル絵の具で描いてあるよう。表紙からして色合いがとてもきれいです。

文字数は多め。ストーリーは、実際にあった巣箱の起源を描いてあります。
ドイツに住む男爵が鳥好きで、鳥を常に身近に観察したかったからだそう。巣箱は、最初罠だったことは初めて知った。見た目、お家の形状をしているのなどはとてもかわいいので、罠とは思いにくいですよね。男爵は、たくさんの巣箱を自分の敷地内に設置します。

その後、ドイツで深刻な事態が発生。それは害虫が繁殖して、多くの木が枯れてしまい、森林から緑が消えてしまう。ところが男爵の屋敷まわりだけ緑が生きてました。理由は、巣箱を設置していたためにたくさんの鳥たちがいたから。鳥が害虫を駆除してくれていたのでした。

このことから、ドイツでは巣箱を設置することが推奨され、全世界へと広がっていきます。現在、環境破壊は深刻な問題となってきています。森林伐採の見直しと生き物との共存についても学べる絵本。

【絵本のキーワード】
巣箱 鳥 森 緑 森林 環境 歴史 ドイツ 学び 自然

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「#1000日チャレンジ」で、友人は「SDGsチャレンジ」をしています。あと週末木こりで森林と向き合ってる生活されてるラボメンのチャレンジ記事も毎回読んでいる。

©国際連合広報センター

わたしもSDGsの入門編の書籍は読んでおり、以前ラボメンと一緒に取り組んだ課題にも「SDGs」企画を盛り込んだりもした。あとカードゲームにも参加して少しかじっていて興味と知識は少しあり、ちょっとは意識しています。

「すばこ」の起源と取り組みを描いた絵本は、15番の目標の「自然環境保護」を解決する事例のひとつとして導入にぴったり。絵本だと読みやすいしわかりやすい。

©国際連合広報センター

地球規模の環境、環境と言われると「お、おうっ」と敬遠しちゃったり、難しすぎるから拒否反応を起こしてしまいがち。けれど「SDGs」って身近なところに当てはめたり考えたりすると、すんなり「なるほど〜」となる。

いや、まじで、みんなのnoteに結構影響うけてて、学んでるなと思った次第w。



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