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「1993年のクリスマス―びっくりぎょうてん・ふしぎなお話」 【155/1000*絵本】

1993年のこの絵本、クリスマス時期になると結構フェイス陳列されているので気になってました。ちょっと悩ましいサンタさんのイラストが特徴です。

それにしても、1993年って年代が特定されているのって何か気になるところ。日本でも「夏の日の1993」の曲が流行ってたのを思い出します。なんだろう??言いやすいのかな。

さて、かなり文字数が多い絵本でした。どちらかというと児童書レベル。

昔はのんびり準備できていたクリスマスも、年代が進むにしたがって、プレゼントを配るハードルが高くなっていって、1年中準備をしても間に合わないくらい。そして世の中が複雑になって、サンタさんの手に負えなくなっているという現状を悩ましく思い、ぼやいている印象です。あと、各国の特徴で政治的なところも言及していたり。

とにかく世界の現実のありのままを少し皮肉チックに表現してあるように思います。本当のハッピーなクリスマスを迎えるために、人間たちが何をしなければいけないかを考えさせられます。

【絵本のキーワード】
サンタさん 世界情勢 まじめな絵本

「1993年のクリスマス―びっくりぎょうてん・ふしぎなお話」レスリー ブリカス (著), エロール ル・カイン (イラスト), 北村 太郎 (翻訳)


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