少女の聖域｜DAY 2

2日目の扉が開きました。

本日の聖域に流れているのは、微睡みの時間。
Miss Moppet Dollsの菫色の「少女」は、ビスクの頬を薔薇色に染めて物憂げに佇んでいます。
硬く冷んやりとしたその肌合いの中に、あたたかな少女性を秘めて。
白詰草や金魚草に囲まれた永見由子の「少女」も、眠りと覚醒、幻想と現実の狭間でどちらに行こうか躊躇している様子。
優しい表情の奥には毅然とした決意が隠されているのかもしれません。

いたいけで可愛いことだけが「少女」に許された資質だと思い込んでいませんか。
少女性というのは、もっと多様なものなのではないでしょうか。
この展覧会を通じて、あなたの「少女」がさらに広がりますように。

　.....Kayoko Takayanagi

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　美しい香りに誘われて、菫色の鬱蒼の、その奥へ——門をくぐり、少女たちがひっそりと微睡む秘密の花園を今日も訪れました。
　菫色の明かりをヴェールのように纏って性のあわいをたゆたう、ジェンダーレスな面差しのMiss Moppet Dolls様のビスクドール。やさしさと清楚の向こう側に広がる凛とした風景を見せてくれる、あわやかな色彩美しい永見由子さまの少女たち——展覧会二日目もお楽しみ頂けましたら幸いです。

　本展では、毎日2名の作家さまをここオンライン・ギャラリーでご紹介しています。菫色の小部屋の展示風景、作品写真、作家さまからの貴重なコメントと共に、高柳カヨ子先生による詳細な解説を掲載。各作家さまの「少女性」にはじまり、作家論、作品論へ——作品世界をじっくりと味わって頂ける構成になっています。

　菫色のサンクチュアリにて、各作家さまの作品世界と高柳先生の少女論、そして訪れるお客様の知性と感性がクロスして、新しい少女たちが生まれていくことを願っています。

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　DAY2の本日は、人形作家Miss Moppet Dolls様と画家の永見由子さまをご紹介致しました。以下に記事のリンクを貼りましたので、ぜひまたゆっくりご高覧下さいませ。

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　菫色の扉はいつでもひらくことができます。日ごと表情を変えてゆくオンライン・ギャラリー「MAUVE CABINET」にぜひ遊びにいらして下さい。明日3日目も皆様のお越しをお待ちしております。

少女の聖域 | KIRI to RIBBON powered by BASE

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