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「創作」に一次も二次もない

Twitterで「一次創作」「二次創作」がトレンド入りしているので何事かと思えば、とある匿名によるお気持ち表明が話題になっていました。

(該当ブログ記事が消えていたので、代わりにトップツイートを掲載)

実は休憩時間に該当記事について読んだのですが、はっきり言って、ちょっと何言ってるか分からなかったです(サンド富澤み)

要するに、漫画家を名乗る人物が自作品の二次創作が嫌だということまでは分かりました。
あんなに長ったらしい文章を書く暇があるなら公式アナウンスで「二次創作はご遠慮ください」と言えばいいものを…というくらいです。

私は一次創作だけではなく二次創作もやっています。それも、現在進行形で。
特に二次は「その手の類」についても(それぞれが自主規制した上で)取り扱いますし、それが自分の知らないところでやっているとなると気持ち悪いと感じる人もいるでしょう。
ただ、それで救われている人がいるのも事実ですし、それこそ表現の自由を奪っているのではないか?というのも一理あります。

「二次創作お断り」にしている一次創作者様はいてもいいでしょう。
というか、いて当たり前です。色んなタイプの作家さんがいますからね。

私がどうもキナ臭さを感じているのは、どうして匿名ブログに投稿しちゃったの?って点です。
商業漫画家なら、担当編集の方がいるはずなのにその方と話し合いが出来るはずなのでは??
いくら漫画家で作品を出しているからといって、名前を名乗らずにお気持ちを表明するのはズルすぎると思います。
多分、一次二次を含めた創作界隈がこれでザワついている一番の原因は「自称・商業漫画家」が語っているからだと思うのです。
お気持ちの表明は何回やっても結構なのですが、素直に名前を名乗らずに商業作家を代表しているのがどうも気に食わないのです。

ちなみに私自身は二次創作大歓迎ですし、色んな方の考察を是非知りたいと思っています。
(今後の参考にするかもしれないから…なんて口が裂けても言えないw)

まぁでも、これで生活している方からすれば、二次創作について色々と複雑な想いを抱くのは至極当然かもしれませんね…
かつてはコスプレや同人がアングラだった理由がそれですから、市民権を得た結果がこういうお気持ち表明をしなければならなくなるとなると、それはそれで難しい問題です…

そうそう。この記事を書くにあたりTwitterで情報収集していたら、結構興味深い記事を発見しました。

特に読んで欲しいのは「二次創作で作家は育たない」というところ。
あくまで二次創作は「他人のキャラを好き勝手動かす」に過ぎない―クリエイター目線で一定の危機感を抱く理由が書かれています。

その他、「作家を育てる」「公式がキャラを守らないとファンも守れない」という点もチェックしておきたいところです。

二次創作と一次創作のバランスの在り方が問われようとしているのかもしれません。

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