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「自分でやれ」っていうなら自分でやるよ?

先日、ココナラでナレーションの見積もり依頼が来ました。
日本語単語部分を数百個録音して納品してほしいというものです。

このクライアント様は以前と同じ内容の案件をご依頼いただいたことがあります。
なんでも「知人が前に利用したことがあってとても満足した」という話を聞いて、私にコンタクトを取るに至ったそうです。

私のサービスが口コミで広がりつつあるのはとても嬉しいことです。
前回ご依頼時、サンプルフレーズを提示して読みのスピードや間の取り方をご指定いただいたので、仕事に対して真摯に向き合っているクライアントだと感じました。

私が見積もりを出す際、事前に自身のスケジュール(対応不能日など)やお願いしたいこと等を提示しています。
今回は「フレーズの番号を振ってほしい」と書きました。

というのも、番号なしの状態で数百個の単語が羅列していると、録音の不備が見つかった際に該当部分を見つけるのに苦慮するからです。
お恥ずかしいことに、前回録音時3フレーズほど読み飛ばしていたことが判明しまして、その確認作業に手間取ってしまったんです。

頂いた原稿には、収録単語が箇条書きで縦にズラリと並んで書かれていました。もちろん番号は振られていません。
「読み飛ばし」はクライアント様から指摘されて判明しましたが、原稿を確認してもどの単語の前なのかが分からず、ざっと見ただけでは到底探し切ることができませんでした。
なので、単語を10個ずつ区切りを入れてようやく該当フレーズを確認した、という有様です。
(ちなみに音声の尺時間の記載もありませんでした)

そういうことがあったので、単語を付番してほしい旨とその理由を見積もりで共有した次第です。

クライアント様からは次のような返答がありました。

番号を入れたければ、ご自身で入れたら良いと思います。
お願いするのは取りやめます。

ちょっと何を言っているのかわからなかったです。

確かに、自分が分かりやすいようにするために番号を振るのは自分でやります。一瞬「クライアントに付番を検討いただくのは失礼なことなのか」と疑いました。
しかしながら、私が付番を共有したのは、万が一収録ミス等による読み飛ばしがあった場合、スムーズに対応することができると考えたからです。
(「21~23の単語が抜けています」と指摘があれば、すぐに確認できますよね)
決して「自分で振るのが面倒くさい」からお願いしたというものではありません。

ですが、番号の割り振りを検討してほしいという理由だけで依頼が取り消しになるのは、よくあることなのでしょうか?
ビジネスの面ではそういうことをするのはタブーなのでしょうか?

経験上、今までそういうクライアント様に出会ったことがなかったですし、職場でもそのような提案は歓迎されました。
恐れながら、クライアント様がそのような理由で依頼を取り消すことが浅はかだとしか思えません。

あまりにも馬鹿馬鹿しい理由だと感じたので、見積もりは取り消しました。
せっかく口コミから私を選んでくださったのに、このようなことで機会を逃すのはやるせない思いがありますが…仕方のないことです。
ですが、モヤモヤは残ります。

私がわがままなだけかもしれません。
ですが、こういったことは許されるのでしょうか?

皆さんのご意見を伺いたいです。

※ご意見というのは「誰が付番するか」ではなく「付番する意味」についてです。そこのところ、勘違いされませんように。

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