安心がないことが『安心』という罠。

親との間で得られなかった
心の繋がりを

他の人との間で
得ようとした。

それはだいたい
男性から得ようとしていた。

得られなかった。

なぜなら、
表向きには
心の繋がりや安心を
得たいはずなのに、

親との間に
心の繋がりや安心が
得られなかった人は、

心の繋がりや安心が
得られないことが
『安心』だと深い意識で
思ってしまっているから。
らしい。

安心でも安心じゃなくても、
人は親との関係が『安心』だと
そう思い込んでいるものだから
なんだって。

本当にそうだと思う。

心の繋がりや安心を
得られない男性ばかりと
関わって、

自分の
深い願望を満たし、
表向きの願望は満たされない。

自分でも
『表の自分』が『自分』だと思っていた。

なぜいつもこんなに辛くなるのか。
私がそんなに悪いのか。
いつも悩みの闇の中だった。

男性関係がうまく行かない人は
両親との関係が良くないと、
いろんな本に書いてある。

私は両親と仲が悪いから
男性関係がうまくいかないんだ
とずっと思っていた。

だから、
両親と仲良くならなければいけないと、
両親を許さなければならないと、
そう思って、長いこと、
親と仲良くしようと頑張った。

でもそうじゃなかった。

私がいちばん無抵抗で
可愛い子供の頃から
親とは心の繋がりや安心が
感じられなかったのだから、

大人になった私が努力して、
彼らと仲良くなれるはずはない。

なぜか私が頑張れば、
彼らと仲良くなれると
思ってしまっていた。

良い関係とは、
必ずしも『仲良くすること』ではない。

適切な距離を取ることだった。

心の繋がりや安心がどうしても
得られない関係なのであれば、

無理に近づいて、
自分から辛くなりに
行かなくていい。

適切な距離を取って、
遠くから
「ありがとう。元気でね。」
と、想いを捧げることで良かった。

男性関係にしてもそうだった。
もうしんどくて辛くなってからも
だいぶ長い間、
我慢して、耐えきれなくなり、
爆発してしまうことばかりだった。

私が我慢すれば、
私が頑張れば、

この関係は、、
良くならないことは
とっくに分かっていても、

自分から離れることがどうしても、
いつもできずに
ぐちゃぐちゃになっていた。


親があまり側にいてくれず
いつも寂しいと感じていた
その気持ちが、

人から離れられず、
人を切り離すことが
できない私にしてしまっていた。

つらかった。
もっと楽に軽く
生きられたらいいのに。

相手も私の両親も、
きっと似た人
だったのだろう。

愛は確かに
あったのだけど、

つらかったね。
お互いに。

私たちはなんか違うね、
なんか、合わないねって、

ふわっと離れて次の所に
行けば良かったよね。

もう、これからはそうしよう。


今住んでるこの街も、
もう、なんか違うかもしれない。

ふわっと飛んで、
どこかで笑って暮らしたいな。

遠くからこの街に
祈りを向けられる場所で。

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