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師走の呟き

いよいよカレンダーの後ろに紙がなくなった。
2022年もあとひと月。
昨日11月が始まった感覚だから、この調子でまたひと月過ぎるのは間違い無さそうだ。

年末だからといって、また一年は始まるのだから、焦燥感など持つ必要はない。
むしろ普段から時の流れを感じていれば、今日が365分の1だと思える訳で。

若い頃から自身では何も変わっていない気はしている。
ただ確実に変わったのは頭脳と肉体で、物覚えは格段に悪くて、身体も無茶はできなくなった。
精神面は、その肉体と精神的な変化に応じた振る舞いを覚えただけのような気がする。

若い頃にアレをしておけば良かったと思うことはある。
でも、20歳の頃に50歳の自身の未来が描けていたか…と言われると、残念ながらできなかったし、今の自身が80歳の自分を想像できるかという問いと答えは同じで、生きているか死んでいるかさえ分からない。

ひとつだけ肯定的に言えるなら、今の自身を楽しむマインドは身につけた気はする。
楽しみは自身で見つけて、作っていく意識は高まった。

ただ受け身で幸運を待てるほど、運の強さに自信はないし、気長でもない。
自身に残された時間は特に気になっている。別に余命を宣告された訳でもなく、自身は間違いなく死に向かって生きているのだと思うようになった。

フットボールで言えば、後半15分くらいの感じだろうか。
シンドイけど、今ならまだ身体は動く。ならば動くうちにやれるだけやって楽しんでしまえば…そんな感じか。

できれば試合終了までピッチに立っていたい。でも、神さまという指揮官からピッチを去るように命じられるかもしれない。

もしそうなったとしても、笑顔でピッチを去れるように悔いなくやりたいものだ。