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Gメン75のよう

中学時代からの友だちとLINEのやり取りをしていた。
気の置けない仲間でもあるが、ふと古い話になって、Gメン75の話題が出てきた。

今から思えば、Gメン75は基本的に勧善懲悪のストーリーだが、ヒューマニズムも交えた秀作だった。

長く続く刑事ドラマにありがちな、出演者の都合による「殉職」もあって、結局変わらなかったのは、ボスの丹波哲郎だけではなかったかと思う。

幼心で見ていたからかもしれないが、渋い役者が多かった。
若林豪、藤木悠、夏木陽介…重厚感溢れるメンバーだった。

倉田保昭の香港ロケシリーズも風物詩だった。いつも悪役の現地人を同じ役者がやっていて、悪いヤツ…ということだけは分かる風貌だった。
今から考えても、すごい筋肉だったと思う。

たまに家の近所にあるショッピングモールに行く時に、モールにつながる歩道を歩くのだが、夜遅いと飲み会帰りの集団が道を横に広がってベラベラと話しながら歩いてきて閉口してしまう。

コイツらはGメン75かよ。