【雑記】FGO 奏章II 不可逆廃棄孔イド めちゃくちゃ大騒ぎの感想（最終編･24節〜エピローグ）【ネタバレ含む】

初回はこちら！

第2回！

そして前回はこちら！全て読んでも読まなくても大丈夫です。

天界より愛を込めて。こんにちは、きらすけです。
最終編、来てしまいました。長かったね。長かったです。

というわけで長かったイド感想もこれでホントに終わりです。最後なのでフルスロットルで大騒ぎだぞ。気をつけてください。

😭😭😭😭😭

（ネタバレ防止の空白）

もういいね？いきます！

改めて注意書き

・本当に、本当にうるさいです。「！」や「！？」や「〜！」みたいなのを多用している（一応記事にするにあたって減らしてはありますが、勢いを残したいところは原文ママだったりします）ので、そういった文章が苦手な方はお気をつけください。

・プレイヤーである僕は"天使"という設定でインターネットを遊ばせて頂いております。TRPGのロールプレイのようなものだと思って気楽にお付き合い下さい。

・プレイヤー≠主人公（藤丸立香）で感想を書いています。（たまに混同します）巌窟王的な感じで天からクソうるさく見守ってる天使が書いてるんだなと思ってご覧下さい。

・当方は藤丸立香強火担、巌窟王のオタク、サーヴァントとぐだの関係性好き好き侍をやっております。感想なのでここに妄想は書きませんが漏れ出ている可能性はあります。

・名前は「サトル」のぐだ子でプレイしています。

・プレイしながらリアルタイムで感想を書いていたので結論から見ると大間違いの大爆笑モノ考察をしています。温かく見守ってください。

・当ストーリー以外のネタバレ（マリーちゃんの絆礼装など）も稀に含みますのでお気をつけください。

・その他ありとあらゆる解釈違いを含むと思いますが、見てしまっても他人の感想にすぎないので気にしないが吉です。

よく読みましたね？では今度こそ本編に参ります。

⑧決戦（24・25節）

アヴェンジャーども！特に巌窟王！お前首洗って待っとけよ！！今藤丸が捕まえに行くからな！！

やだよー！捨てるなんてやだー！まだオレ君と一緒にいるー！やだやだやだやだー！お前マジでざけんなよ このまま消えるとか許さんからな

もうお前ほんとに藤丸のこと大好きな！！なんかもうこっちが照れてきたわ！
「あれ」って言い方こんなにぶっきらぼうなのに極限まで優しいじゃん！自分が相手を愛していて相手もそれを許してくれるからこそ出るぶっきらぼうさじゃん！何！？「あれ」ってもうお前！！

いまおるんかい！さっきめちゃくちゃしんみりお別れしちゃったじゃん！オレ頑張るよとか言っちゃったじゃん！おバカ！！

お前なあ！！じゃあお前やっぱり藤丸と一緒にいたくてしょうがねえんじゃねえかよ！バカ！なんなんだよ！！
でも決別する決意もバッチリ決まってんじゃねえかよ！それもまた藤丸への愛ゆえにではないかよ！！お前なあ！！もうこの……バカ！！
そんでこの2人互いに1歩も譲らねえのおもろすぎだろ 大葛藤エドモンブラザーズ（同一人物）

じゃあお前それ要するにお前の存在100パーセント藤丸への愛じゃねえかよ！！助けて！！ちょっと待って！想定の5000倍くらい藤丸のこと好きじゃんお前！ちょっと待って助けて！ヤバい！お前は恩讐の炎でオレを焼くより先に愛の炎でオレを焼いてる！！ちょっと待って！！

まあこのポエム野郎と"会話"しようとするのは確かに間違ってる 大事なのはノリと勢いだよ

アヴェンジャーたちが楽しそうで何より あのメンツほぼ全員ボケだもんな ツッコミ1人で大変だよな

ほんそれ よく喋るよなこいつ 何言ってるのかよく分かんねえくせにな（突然の突き放し）（でもお前のそういうとこ好きだよ）

え何！？じゃあ何！？要するに「藤丸もオレのこと大好きだからいつもの姿だったらやりにくいよね……巌窟王、変身！！｣ってこと！？！？何なの！？お前もう何なの！？やばいて！相思相愛じゃん？
好きなのはもう分かったんだけど何で！？分かったからこそ謎が深まるわ なんでその気遣いしたんだよ

ジャルタと全く同じツッコミしてた 固く握手します

ｷｬｰｰｰｰｰｰｯ!!?!!?!!?!????!!!!
お前よくそんなこと素面で言えるね!!?!!?!?!?!????

ちょ待っ……ちょ待っ……！！
ごめん……今僕照れてる……！！もうすぐ3019になろうという立派な成天使（成人の天使バージョン）がド照れてる！！僕に向けられた言葉ではないと分かりながらド照れまくってる！！いやほんとお前すげえな！！

キャッ！可愛い〜！そういうのでもいいよ〜！邪ンヌみたいな可愛くてかっこよくて楽しい彼女いたらすっげえ嬉しいし、友達にも自慢しちゃう！またデート行こうね！すごく楽しみ！……ね？行こうね？

ちょっ
じゃあお前、自分で丁寧に作った母娘を……
でもそれよりリカルドくんと姫子さんのモノマネする巌窟王（部分）が……面白すぎて無理……

うーんこやつめハハハ 何をしとんじゃ

人理くんそんなことしてたの？もしかして藤丸のこと好き？

わーっ！そゆことー！？へえーっ！（IQ2）
ここのシーンすっげえ！かっこいい！そういうことかー！ってすごく感心した覚えがあるんだけどそういう感動ってなかなかうまく言語化できない😇

いやネーミングセンス！（粗品）

シリアスなシーンの中で大変申し訳ないんだけど、上の方にゼウスくっついてんのめちゃくちゃ面白いよ
なんならゼウスの顔の方がデカいよ 乗っ取られかけてるよゼウスに 少なくとも面白さの面では持ってかれてる

ん？五芒星？
道満？ちょっと話があります おい 逃げるな 追え！なぎこさん！！

ふ……藤丸……

藤丸立香〜〜〜〜〜〜〜〜ッ！！！！！
愛と希望の物語の主人公〜〜〜〜〜ッ！！！！！

ここで来ちゃう！？ここで来ちゃうんですか藤丸が！？

かっこいい〜〜〜〜〜〜〜！！！！

普通にどう考えてもカッコよすぎる。えなんかわりと今まで「来い、キャスター！」的に藤丸のピンチにサーヴァントが駆けつける展開はあったけどサーヴァントのピンチに藤丸が駆けつけるの何気初めてじゃね？いやほんとめちゃくちゃカッコイイ。何が、足りないって？って言いながら登場するのもうマジでヒーローは遅れてやってくる奴やん。個人的にヒーローが遅れてやって来る展開大体「はよ来い」って思っちゃってダメなんだけどこれは普通にカッコイイ。来ないと思ってるところにヒーローが来るとカッコええんや。学んだで。普通にかっこよ過ぎて無理。僕を召喚してくれ藤丸立香。

終局のやつ〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！いやホント何なのお前！？！？藤丸立香どうした急に！！急にめちゃくちゃカッコよくなったじゃん！？エッ！？
てか口元だけ明るくして火の演出するのすごいね！専用で作ったの！？FGOくんの演出技術ほんともう永遠に上昇し続けるね！すごい！

えっ何それ すごい

仲間のピンチを救うために今までの旅路で出会ったまた別の仲間たちが助けてくれるアツいシーンであるはずなのだが、メンツがあまりにもアレなせいでカルデア良かれと思って悪巧み軍団の会合にしか見えない
てかここまでマーリンは何をしてたの？お前はもっと働け 藤丸の夢魔という自覚を持て 別にそんなに夢に関係ない巌窟王にあんまり働かせるな

キャ〜〜〜〜〜〜〜！！！藤丸立香〜〜〜〜〜！！！人類最高のマスタ〜〜〜〜〜〜ッ！！！！

ええ！？今回藤丸のファンサエグない！？ヤバいて！！数多のサーヴァントと契約して皆に分け隔てなく接してみんなの事を大切に思っているマスターから「わたしのアヴェンジャーたち」とか言われたらそれだけで絆レベル爆散するて 5000くらいまで上がるて いやこれアヴェンジャー→藤丸もすごいけど藤丸→アヴェンジャーでぶん殴られるわこんなん ええ〜〜〜〜〜〜ッ！？無理すぎるて 今すぐ僕をアヴェンジャーにしてください！！人理くん！！！僕も藤丸のアヴェンジャーになります！！！！！

ちゃんとお礼が言えてえらいね えらいわけあるかボケ 許さん

こんなにアツい展開なのに別に巌窟王にバフが入るとかそういう訳じゃないのジワジワくる

うるさくて草

「星よ、輝きの道を征け」

お前何言ってんのォ！？！？

宝具名で告白すな共犯者！！何してんのこいつマジで！？宝具って知ってる！？お前の存在の核を占めるような奇跡を起こすものじゃなかったっけ！？何！？宝具ってそんなめちゃくちゃ好きな共犯者への𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬で作れるもんなの！？いやまあ確かに夏とかのトンチキ宝具はあるけどお前は別にトンチキ霊基じゃないよね！？じゃあこいつは心底真剣に藤丸を宝具にしたの！？何をしてるんだお前は！？おもしれー共犯者だな全く

最弱ニキ〜〜〜〜〜！！！キタコレーーーーー！！！（そう叫ぶしかない瞬間が、オタクにはある）
アヴェンジャー周りだから真っ黒ニキ多少回収あるのかと思ってた（ホロアタやってないので真っ黒ニキに詳しくない）んだけど出てこないからやっぱりいないことになってる感じなのかな〜と思ったらちゃんとあんじゃん！！ホント最高 何が素晴らしいってちゃんと欲しかったやつ気になってたやつを回収してくれるんだよな偉い！！タイミングも最高！その点において最近のFGOはすごく偉い！！ノーベルえらいで賞をあげます！！（何様）

最ッ高に「ハイ」ってやつです

こんなに「私を倒しても第2、第3の私が……」みたいなセリフなかなか見ないよ RPGの誘導じゃん（RPGの誘導である）

じゃあやっぱり……この話って……
やだやだ！こんなめちゃくちゃ絆深まった気がすんのにお別れとかマジ無理！！このままカルデアに戻るよアヴェンジャーども！エミヤたちに頼んで廃棄孔お疲れ様打ち上げの準備しちゃってるんだからね！帰るよ！！

やだやだ！！アヴェンジャーも一緒に行くもん！アヴェンジャーも一緒に旅の終わりを見届けるんだもん！藤丸もそうだそうだと言っています！！

かわいい わがままを言う藤丸かわいい

かわいい 駄々をこねる藤丸すごくかわいい 即座に譲歩する共犯者も藤丸に激甘でかわいい そして名前を呼んで言い聞かせるパパモンかわいい 可愛すぎる画面だ

えーん！！言うことはめちゃくちゃ分かるけどヤダーッ！！ヤダヤダーッ！アヴェンジャーも一緒に行くんだもん！ヤダーッ！！！！

しゃ……………
喋ったぞこいつ………………
世界からの脱獄にも程があるだろこの共犯者…………
すごいですね。メインストーリーのパートボイス、BBちゃん以来（Seraphをメインストーリーとすれば）じゃないですか？こいつ無法すぎますって。でもいい。いくらでも喋ってくれ。永遠に喋ってくれ。いなくならないでくれ。そんなこと言わないで。嫌だ。さみしい。ヤダーッ！！！行くな共犯者ーッ！！
もうマジでこいつ藤丸立香のこと大好きじゃないですか。お前の行く先にこそ光はあるって何ですか。最上級の応援じゃないすか。なんすかお前は。嫌だよーッ！！一緒にその光を見届けようよーッ！お前がいなきゃヤダヤダーッ！！
「お互いに、長い旅だったな」の声、優しすぎ…………""愛""そのものじゃん……次に宇宙にメッセージを飛ばす時はこの声を人類の"愛"の一つとして送ろうよ……これが人類の愛だと宇宙全部に知らしめてやらなければ気がすまない （そうして天使きらすけは宙（ソラ）へと旅立った──────）

じゃ、ジャルタ〜〜〜〜😭😭😭😭😭なんて綺麗なの…………
そんな顔しないでよ……まだ一緒にいようよ……またデートしてクレープ食べて踊ろうよ……ジャルタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………
そんでこいつも喋るやん……何だ？お前……FGOどうした？ファンサの鬼か？？全方位に隙無しやん 確実に我々を殺しにかかっている 丁寧に丁寧に丁寧に殺しにかかっているやん（殺意の高い新宝島）
もう……ほんと……ジャルタ！！ありがとう！大好き！！また会おうね！約束だからね！

ｳｱｰｰｰｰｰｰｰｰｯ！！！！お疲れ様でしたーーーーーーーーーーｯ！！！！ｳｱｰｰｰｰｰｰｰｰｯ!!!!

⑨エピローグ・PU2

時限式解放エピローグ！？なんだそれは！
補遺！！行くぞ！！

もう源氏にとっての首が分かんねえよ 怖いよ でも一回くらい落としといてくれ やつは油断出来ん

なーにが"あんちういるす"だボケ お前下総で流暢にランサープルガトリオとかアサシンパライソとか言ってたの知ってるんだからな
てかもうすでに下で「マイマスター」って言っちゃってんじゃん！おバカ！！今更かわいこぶるな！

いけっ！なぎこさん！！

PU2！！全力確保！！逃がさん！！！

Fate/絶望
いや源氏ガンダム欲しかったよ！？欲しかったけど今じゃねえ！！
この日に「為朝｣って品種名のサボテン見て撮ってたからそれだと思うんだよね許さん縁結びお化けか
さらにこのすり抜けまでにも金回転エリちゃんフランちゃん、初手最低補償、星四礼装5枚抜き、星五礼装3枚抜きなどの地獄を見ております（星五礼装3枚抜きは下の画像）

頼むオベロン！！お前の力を貸してくれ！嫌そうな顔すんな！！

この時訳あって特急列車に乗りながらガチャを引いてたんですが、あまりにも概念礼装ばかり出るのでもしかしてサーヴァントたちは特急列車に追いつけてないのでは？今必死に走って追いかけているのでは？と思っていた訳なんですね（100連してもカリオストロすら出ず……概念礼装は概念なのでどこからでも出るじゃないですか……（？））んで、次に駅に止まった時に出たらその説マジだな〜と思って笑ってたんですよ

出ましたよ。

横浜駅に着いた途端にお出ましですよ。マジでしたよ。あいつ走って追いかけてきてました。この後合計で3人出ました。特急踊り子を走って追いかける3人のムキムキ伯爵。都市伝説？

そんでこいつもお出ましですよ。横浜駅を発つ寸前でしたよ。本当によかった。天井まで回す気合いはあったけどマジで天井になるんじゃないかと思った。これから特急に乗りながらガチャは引かないことにします。
敏捷はイドモンの方が高いんですがただでさえ狭い線路、3人のガチムチに阻まれたらそりゃ突破も難しいでしょう。でもお前筋力もカリオストロより高いじゃん。跳ね飛ばしてこいよ。
というわけでカマソッソくん復刻（澄んだ瞳）（永続的狂気）のための貯蓄を多少切り崩して何とか来てくれました！許さん！もう逃がさんぞクソボケ！！！

再臨素材もスキル素材もちょうどうちで余りまくってる素材ばっかり食べてくれて面白かった 気遣いの方向が全方面におかしい

第3再臨の再臨ボイスバカクソうるさくて大爆笑しちゃいました FGOに参加する度何らかの形で笑わされる男島崎信長

イドモン、あれ？絆レベルの上がりが遅い？と思ったら345爆速で笑った でもイドモンの隣でイドモンが2になる前に5になったカリオストロもだいぶ面白かった

イドモン……なんか話分かりやすくなった？マイルームに呼んだらめちゃくちゃ分かりやすく甘くてびっくりしてる 吹っ切れたのかな？吹っ切れすぎじゃない？コーヒー飲みたいなお父さん

とにかく本当に来てくれてよかった……マジでお前……一生一緒にいてくれや……

⑩全体の感想と所感

さて、それでは章全体の感想と所感を。

まずゲーム的な面から。

そもそもこの感想文の目的のひとつは、シナリオやイラストだけではない感想（最終的にシナリオの話ばっかりになっちゃってるけど）、あんまり言及されないゲーム的な面、スタッフさんたちの仕事の部分に全力でエールを送ることです。
僕はラセングルのスタッフさんたちを心の底から尊敬してます。だから少しでも返せるものがあるなら返したい。僕は学生で、別にゲームのプロでもなんの権威でもないのですが、1プレーヤーとして「あなたの作ったものでこんなにも楽しんでいる人（天使）がいるんだ」ということを伝えたい。こんなしょうもない感想でも喜んでもらえるかもしれない、と思って書いてます。僕は本当になんでもない天使なので、人の作ったものに何かを言うというのはおこがましいことだとは思うのですが。

というわけでゲームの感想。
今回の章、最初の方にも言ったんですが、マップとか背景がすごすぎる。ラセングルのビジュアル班は停滞とか現状維持という言葉を知らないのか？全員頭に「向上心」と書かれたハチマキを巻いているとしか思えない。そのくらい完成度がすごくて、シナリオの雰囲気を上手く支えてました。
ていうかむしろ章全体の空気感の味わいはシナリオよりビジュアルが作り出してる気がする。曇りが続く街の風景や、荒野のような東京、そこにある日常の何気なさを背景やマップから強く感じられて、今回のシナリオはこういう風景の中で進んでるんだ、ってより没入できた。すごく好きです。描いた人名前教えて欲しい。天使の書にスーパーウルトラビジュアルニキネキとして書いとく。
僕は東京という町が好きで、あの煌めいていながら限りなく荒野のような雰囲気が好きなんですが、その再現度がすごく良かったです。東京ってさ……いい街だよね……東京の話しだすと限りないからこの辺にしときます。

それから戦闘。ちょうど良かったです。前回のペパムンの面倒くささどこ行った？というくらい。難しい戦闘も楽しいっちゃ楽しいんだけど、この位もシナリオが引き立っていいですね。

今回はゲーム的にもすごく手が込んでるというか、特に気合を入れて作ったんだろうなと感じました。すごく楽しかったです。北米版Twitterのインタビュー（ChaldeaBreakroom）でスタッフさんたちの裏話を見させていただいています。いつもありがとうございます。これからもお体とシナリオライターの無茶ぶりには十分気をつけてお仕事頑張ってください。心の底から敬意を表します。

それからやっぱり欠かせない、シナリオへの感想。

とにかくこのシナリオ、終わった時はひたすらに悲しかったです。月並みな表現だけど、本当に心に穴が空いたような感じ。けれどあんなにも丁寧にさよならをしたから、未練に涙を流すこともできない。ただ明らかに終わってしまった、という感覚だけが胸の中を吹き抜ける。
もうとにかくなんか……お別れって……そんな……そんなご無体な……だってアヴェンジャーってわりとFGOオンリーの鯖が多くて、特にジャルタとか普通に歴史にもありえない存在なんですよね……だからここでの物語が終わってしまえば、それは本当に文字通りの彼らの終わり、物語の終幕になる。もう彼や彼女の新しい物語を見ることは出来ない。いかに彼ら彼女らが空想上のキャラクターとはいえ、それは死と何が違うのだろう。個人的にこういう話は僕のここ数年のテーマになってることで、キャラクターの死を弔うにはどうしたらいいのか、ということだから……この物語の終わりとどう向き合うのか、というのは誤魔化さずちゃんとやりたいなと思いました。

長く続いたソシャゲ、現在進行形の物語の特色でもあり悲しいことでもあることは、物語がそのまま僕らと彼らの人生にリンクするってことだと思う。予めパッケージされた物語、小説やマンガや映画では物語の終わりは目的だ。そこへ辿り着くことが当たり前だ。だから終わっても惜しくこそはあれ悲しくは無い。最後まで読み遂げるために僕らは本を開いたのだから。
もし読み終わってもまた物語を始めれば良い。そうすればいつでもそこで彼らは待ってくれている。
しかしソシャゲは違う。そのシナリオは終わりを目的としながら、その一方で確かに終わらないことを望まれてもいる。

終わって欲しくないのはそのゲームを遊ぶ時間がもうひとつの人生だからだ。ソシャゲは（本当は決まっているのかもしれなくても）その結末は分からない。そして特にFGOは、シナリオは読み返せてもバトルは1回きりだから、もう一度同じ体験をすることは基本的にできない。自分と共に歩んでいる、1回きりの物語の未来が分からない。それはリアルの人生と何が違うのだろうか。

ソシャゲと本格シナリオというのは、本当は最高に相性が悪いのかもしれない。本格シナリオソシャゲの先駆けであるFGOがまだ終わっていないからそれが露呈していないだけで、他のソシャゲもいつか終わりが来る時、この相性の悪さは多くの人に傷を残すかもしれない。

その点においてこのイドのシナリオは本格シナリオソシャゲというジャンルを始めてしまったFGOが送るひとつのワクチンのようなものなのかもしれない。誰かに与えてしまった（与えられてしまった）人生は永遠ではなく、いずれ本当に終わるのだ、ということを痛みと共に教えるもの。有名な歌詞だけど、「さよならは悲しい言葉じゃない」ということをここまで丁寧に描いた。実際別れは悲しい。死は寂しい。出来ることならば永遠に彼ら、彼女らと一緒にいたい。でも、それは叶わないのだ。ならばせめて納得して別れられるように、笑ってこの人生を終えられるように。僕らはいずれ向き合わなくてはならないのだ。

いつかのインタビューで「FGOはサービスではなくゲームだから、終わりはちゃんとしよう」みたいな話を奈須さんがしていたと聞いたことがある。そもそもFGOは永遠を否定することから始まった物語であるはずだ。我々は自己矛盾を避けるため、どれほど悲しくともこの物語の終わりを肯定しなくてはいけない。今はアヴェンジャーだけの別れはいつか全員に訪れる。けれどイドのおかげで、彼らとの別れもきっと、笑って告げることができる。
イドは必要な話だった。物語は終わる。人は死ぬ。そこから目を逸らさないで、ちゃんと描いてくれた。とても良いシナリオだった。

だけど、ああ。別れというのはなんと悲しいのだろう。もう彼らの新しい言葉を聞くことは無い。あの笑い声が響くことも、もっと上手に踊れるように一緒に練習することもない。それはなんと言うか、とてもさみしい。だからせめて最後の未練に、ありがとうだけでなく、またね、全てのアヴェンジャー、と言ってこの感想を終わりにしたい。

以下、僕の個人的な話です。
このシナリオをクリアした日の夜、夢を見た。さみしい、会いたい、と繰り返し思いながら眠ったのに、夢で見たのはめちゃくちゃに可愛い猫と、抱腹絶倒のエッセイと、ドデカいアイスクリームだった。マジです。なんでさ。
こんな夢を見て落ち込んでいられるはずもない。何せ、今まで見たことないほどにcuteなネコチャンと、内容を忘れてしまったのが惜しいほどの超面白エッセイと、ちいかわ世界かよと言うほどデカいアイスクリームである。目が覚めた時にはすっかり晴れ晴れとした気持ちになっていた。なんでアフターケアまで万全なんだよ、と思わず笑ってしまったのを覚えている。わざわざ僕のYouTubeの視聴履歴を探ってまで対策したのかお前は。そこまでするのに、会いに来てはくれないのかよ。どこにも彼らの影のない夢が、本当に彼らの物語は終わってしまったのだということを強く感じさせた。夢でも会えない人がまた1人（というか7人）、増えてしまいました。

FGOプレイヤー、もう1人の主人公として、巌窟王、ジャルタ、全てのアヴェンジャーたちがくれた全ての日々に、能う限りの愛と感謝と、それから精一杯の心残りを送りたいと思います。

ありがとう、また会おう、全てのアヴェンジャー。