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神業

毎日チャートを読んでいると、あまりにもひとりひとりがオリジナル過ぎて、こんなにもひとつひとつ違うものを世に誕生させるって、もしかしてというか、やっぱりというか、神さまというのはいるんじゃなかろうかという気持ちになって来る。すごいバリエーションの妙というか、まさに神業だ。

だから、人と自分を比べて優劣をはかったり、それで落ち込んだりするのはもったいない。結局、自分は自分以外の人生は選べないし、個性なんて意識しなくても、放っておいても滲み出て来る、もしくは漏れて溢れ出して来るものなのだ。

ちなみに私自身はお寺が営む仏教系の幼稚園に通い、中高は厳格なカトリック系の学校に通うという適当さで何か信仰と呼べるものを持ってはいない。たぶん、今後の人生にもそんなことは巡って来ない気がする。

中高時代にクラスメイトたちが枕元にマリアさまが現れて・・・なんて言って洗礼を受けたりするのを見て「いいな〜私のもとにも現れないかしら?」と期待してみたけれど、待てど暮らせど、私のところにマリアさまは現れないまま卒業してしまった。「うーむむ、私の出来が悪いからマリアさまは来てくださらないのかもしれない・・・」と今となっては、ちょっと寂しい気持ちになったという思い出だけが残っている。

だからといって、何も信じてないのかと言われると、そうでもないような・・・

チャートを読んでいると、どのひとも何かに守られているような感じがするときがある。だいたいリーディングにいらっしゃるときというのは悩みや迷いがあったりすることが多い。人生のピンチ、崖っぷちなんてときもあったりする。それでも、チャートを読んでいくと、この星もあの星も応援してくれているよ〜というサインを見つけたりして、いろいろあるけど「大丈夫!」って最後は思えたりするのが不思議だ。

仕事も恋も思うようにいかなくて、クサクサした気分で歩く帰り道でさえ、ふと夜空を見上げれば満ちていく月が地面を明るく照らしてくれている。

ひとりだけどひとりじゃない。

地球の裏側にも、きっと夜空に浮かぶ月を同じように見上げている人たちがいるのだから。




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