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夕焼けピクニック

仕事を終えて、日の入りの時間を確認して電車に飛び乗った。
夕焼けに間に合うかな?
でも、お腹が空いたな〜
そうだ!駅でおにぎりを買って公園に向かおう。

冷たいご飯が苦手でコンビニのおにぎりは好きになれない。
公園の最寄り駅には注文したらその場で温かいご飯でおにぎりを作ってくれるお店がある。具は何がいいかな?今日はあっさりよりコッテリって気分だな〜牛肉の時雨煮とマグロ山葵マヨの二種類を選んで、唐揚げもプラスする。

夕陽に追いつかれないように急ぎ足で公園へ。
みるみる間に空がオレンジ色に染まっていく。

お気に入りの場所、梅の木の下でおにぎりを頬張りながら夕陽が沈むのを眺める。西の方では宵の明星が輝き、まだ青みが残る天空にはふっくらして来た月も。

ここ数日、月金木の三つ星が仲良く並んでいる姿を眺めるのが日課になっていた。
星たちの共演は毎日見ても見飽きない。

昼間はチャートに並ぶ星々を読み、夜は空に瞬く星たちを探す。
刻々と変化していく星たちと共に生きる人生にも飽きることはない。

今この瞬間、どこかで同じ月同じ星を眺めてる人がいる。
たとえ会うことはなくとも、その人の幸せを願う。


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