忙しいというより哲学がないんだよ

教師は忙しいというけれど、忙しいんじゃなくて、哲学がないんです。
どんなに忙しいと言っても、毎日、ごはん食べてうんこしています。

課題の搾取をしてるんです。たとえば、宿題。宿題を出すまでが、教師の課題。そして、宿題をやるのか、生徒の課題。課題の分離です。ところが、教師は宿題を回収し、ちゃんとやってあるかどうかチェックして、不備があれば再提出させ、未提出の生徒も呼び出して指導、ここまでしちゃうんです。そりゃ、忙しくなるわけです。

生徒は、その宿題をやるかどうか決断しなくちゃいけません。意味がないと思ったらやる必要はありません。写経のような宿題は、時間を浪費するだけですから。

意義のある宿題など家庭学習を怠れば、当然、学力が落ちます。その結果に責任を持つのは生徒。

行動の決断力、結果を受け止める覚悟。これがなくっちゃ、大人として生きていけません。それを学ぶせっかくの機会で、教師が課題の搾取をしちゃうんです。

しょせん、教師の言うことをちゃんと聞いたところで、せいぜい教師くらいにしかなれません。生徒は、教師を乗り越えていかなくっちゃいけません。教師の老後の楽しみは、自分を乗り越えていった生徒たちの活躍を見守ることです。

教師に哲学がないと、とりま、県教委や管理職の顔色を伺い、生徒に校則を守らせて、勉強するふりさせて、無駄な課題の搾取して、仕事したふりをするんです。たいてい、前年通りに。周りの教師のふり見て、我がふり決めるんです。

哲学があれば、やるべきことはわかるので、無駄なことをしなくなるんです。哲学があれば、やることが増えても、忙しいなんて言わないものです。ごはんとうんこで忙しいと言わないように。



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