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お題「異常気象」 ※イベントではなく個人的に立てたお題です。 ※知る人ぞ知る『タカシとおじ…
お題「自然の理」 【特別な時間】(2120文字) 梅雨の晴れ間に眼科へ行った。 左目が急に見え…
お題「月の耳」 【埋める】(1618文字) 「月の耳を埋めろ」 それだけを書き遺して祖父は逝っ…
お題「ゆび」 【やりなおし】 「ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼん、のーます」 …
お題「本心」 【繰り返し】 よろしいんですの? あたくし、毎日同じことを繰り返しているだ…
お題「係(かかり)」 【かろやか】 今夜はひとりだからなにを食べようか。 お昼は恋人とフル…
お題「陰キャ」 …このみじかい小説は、昨日公開した140文字小説【猫にひざ】の続きとも言えますが、そちらを読まれていなくても大丈夫です。 冒頭二行はまったく同じです。(*´ω`*) 【天職】 「明るく元気な方募集」そんな求人広告を見る度に僕は悲しくなる。 僕は暗いんだもの。 「おまえなんて来るな」そう言われている気がして応募さえできない。 しかしある日、求人情報誌の端の端の端の、そのまた端っこくらいに小さな広告を僕は見つけた。 『猫に膝を貸すような、陰キャな方を募集し
お題「玉手箱」 【考えなし】 僕は浜辺を歩いていた。 僕の心には大量の悩み事があった。家…
お題「枕」 【空っぽ】 「永遠に今の住処を離れることになったとして、鞄ひとつに入る分しか…
お題「河童の子」 【キュウリとお日様】 人間社会に流行り病がまん延している間、河童たちの…
お題「桜」 【さえすれば】 「随分、剪定されちゃってますね。桜がスカスカ」 「ほんとだな…
お題「座敷童」 【出逢い】 わたしはいつからこの家に住んでいるのかわからない。 でもずっ…
お題「縁の下の力持ち」 【あたりまえ】 引っ越してきた家の縁の下をのぞいたら、ちいさな人…
お題「小倉トースト」 【春が来た】 ※これは掌編小説【雛祭り】の、その後のお話ですが、これだけでもお読みいただけます。 「もう春なんやねぇ」 あれから一年。サユリの声を思い出す、今日は雛祭り。 「エリコ。私な、子どもの頃家出したことあんねん」 サユリが話を始めたのは、病状が進みホスピスに入った初冬の頃だった。 「へえ、何歳の時?」 「十二歳やったなぁ。お母ちゃんとつまらん事でケンカしてん」 「うん」 「今、そん時のこと思い出してたんや。家の玄関出る時な、ドキドキもしたけ