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確実に安心できる場所②

(①に続きます)

次の日の朝は実家で飼っている猫の声で目が

覚めました。

私が小学生の頃から飼っている猫で

母が朝ごはんを作っている間に廊下を歩き回り

私たちを起こします。

携帯のアラームではなく猫に起こしてもらう

のは、なんて幸せな朝なんでしょうか。

7時ごろにはリビングに向かい、キッチンで

朝ごはんを作る母と会話。

これも実家にいた頃の朝の日課です。

この日は仕事がお休みでしたので

時間を気にせずのんびり身支度を整えます。

みんなで朝ごはんを食べ、洗い物を手伝い

母と会話を弾ませている間に父がもう出勤の

時間になり猫と3人で玄関でお見送り。

あー、久しぶりの感じ。

と言ってもそんな何十年も前のことではない

のですが、この久しぶりの流れを愛おしく

感じました。

そして母も出勤時間になったので駅まで一緒に

行きお別れ。

前日の夜から特別なことはしていなく

実家暮らしだった頃と変わらない過ごし方を

しただけですが

心がホッとするような愛おしい時間でした。

いつか1番安心できる場所が、今自分がもつ

家庭になるといいな。と思いつつ

ここはいつまでも変わらず

確実に安心できる場所なんだろうな、とも

思いました。

いつか私にも子供ができたら、こんな温かい

居場所を作ってあげたいです。

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