💜SELFLOVE💜自分を愛することを追求して感じたリアル🧠

🥰はじめて作品として作った私の一部たちです🥰

SELFLOVE PROJECTは私がはじめて感じたままに表現しようと決めて作ったプロジェクトです。

幼い頃から生きることに対して違和感を感じていましたが、それと向き合うことなく他人に合わせて生きてきました。

でもそんな生き方に限界を感じ始めました。

このプロジェクトでは感じたこと、考えたこと、思ったことをそのまま絵と文で表現しました。

美

美しい人は常に私の憧れだった。

目に見える美しさを求め「美」を追求してきた。

顔の形、肌色に似合うメイク。
スタイルがよく見える服の形や
周りから見て綺麗な姿勢や表情まで分析してきた。

やっと人から「可愛い」「綺麗」と言われるようになった。

自分の容姿が嫌いで嫌いで仕方なかった頃を思い出す。
人から外見を褒められるなんてあるわけがない。

自分を本気でブスだと思っていた中学生の私はどこに行ったの？

そもそも私が自分を嫌いで嫌いで仕方がなかったのには原因がある。

それはこの意地悪な社会のせいだ。

外国人の両親の元で生まれると生まれ育った場所なんか関係ない。
この社会は見た目で人を判断することを正しいと勘違いしている。

ただの思い込みだということは誰も気が付かない。

私は幼い頃から自分が周りの日本人の子供達と違うことくらい分かってた。

見た目が違うからなのか、扱われ方も変わる。
聞かれる質問も、話す内容も、いじられ方も全て外国人仕様になる。

まるでおもちゃと遊んでいるかのように。

遊んでる側はすごく楽しそう。
でも、おもちゃの気持ちを考えながら遊んだことはありますか？

外国人仕様の遊びは差別に変わっていく。
おもちゃではなく人間だから。

おもちゃ

日本では多文化や多民族についての教育がほとんどない。
彼らにとって外国人は邪魔者なのだ。

居場所なんか作ってくれない。
外国人はいずれ母国に帰るものだと思われている。

だから、自分で自分の居場所を作っていくしかないんだ。

私の居場所は私の中にあった。
自分しか頼れない。誰も信じれない孤独な子供だった。

特に学校は地獄だった。
先生方もクラスメイトも人間関係が苦手だった。冷たかった。
家に帰っても家族に頼れない日々。

毎日毎日自信が無くなっていくだけ。
透明人間の気分。

気がついたら何も感じないおもちゃになってしまった。
「悲しい」「辛い」の感情も麻痺して泣くことも忘れた。

自らおもちゃを演じることで自分の外で居場所を見つけた。
皆んなが笑ってくれて、遊んでくれて嬉しかった。

おもちゃでもいいやと開き直ってしまったのだ。

でもそうすると自分が分からなくなる。
孤独な子供から人に合わせる子供になった。

自分の意思なんてどうでもいい。
人に否定されるのが怖くて、大人の機嫌を伺いながら静かに生きていた。

私はおもちゃ。好きなように遊んでください。

着せ替え人形

私は一人の時間が好きな子供だった。
学校でも、家でも一人の遊びを楽しんだ。

一番好きだった遊びは人形遊び。

ぽぽちゃん、めるちゃん、Barbie、リカちゃん人形、Bratz、MyScene。

何より楽しいのがお洋服、アクセサリー、靴まで全て着せ替えが出来るところ。
皆んなおしゃれで可愛くて何時間経っても飽きなかった。

そして私はこの子達に命を吹き込んだ。

一人一人名前があって、個性があって、人間関係まである。

私が生きている世界よりリアルで優しい世界を作ってあげた。
こうすれば寂しくない。人形たちと一緒にいることで安心した。

自分が作っている世界の方が居心地がいい。
私だって一緒に着せ替えしたいな。可愛くなってパーティーしたいな。

どれだけ願っても叶わない。でも自分なりに小さな幸せを作った。

中学生にもなると人形じゃあ物足りなくなる。

大好きな人形遊びもリアルな世界では通用しない。

私は現実の世界で生きていかなければならない残酷な現実と向き合い始めた。

鏡

私は自分の容姿に全く自信がなかった。

冗談でも可愛いと言えない。
自分の顔も体も恥ずかしくて人に見られるのが怖かった。

意味もなくマスクをして登校していた時期を思い出す。

家に帰ると大好きなアーティストのPVを見る毎日を送る。

「いいなあ、いいなあ、可愛い人はいいなあ」

ただただ綺麗な人羨ましい日々。

鏡をみると残念な気持ちになる。
顔を触りながら、目、鼻、口を伸ばしたり動かしてみる。

どうしたら可愛くなれるのだろう。

化粧が私の人生を変えた。

100％納得いくわけではないけど、
何もしないよりはマシ。

少しだけ生きるモチベーションを見つけた。

お化粧してオシャレして写真を撮る。
暇さえあればメイクの練習をする。

大人になってお金を稼げば美容整形だって出来る。
一人の時間を自分磨きに使おう。

可愛くなるのも夢じゃないかもしれない。

容姿が良くなれば自信がついて幸せになれると思っていた。

魂

結果、見た目が全てではない。

人間は外見と中身で成り立っている。

外見は身体、服装、振る舞い。
中身は知識、感性、性格。

私は外見の部分しか着目していなかった。

「普通にしていれば可愛いのに」
「だから彼氏出来ないよ」
「可愛いのにもったない」

中身はおもちゃのままだった。
人に合わせて生きてきたからなのか、この言葉たちを言われるたび、
さらにさらに自信がなくなっていく。

人に振り回され、自分以外の人のために出来上がった中身。
魅力がないのは当たり前か。

傷つきたくなくて人と向き合うことが難しかった。
常に壁を作って自分を演じていた。

それでも真面目に生きているのに。
私は認めてもらえないのか。愛してもらえないのか。

自分が自分を愛せないから。

こんなの私じゃない。
私って何なの。私って誰なの。

いつになっても答えは出ない。

見た目も中身も人と比べてばかりだった。

自分を愛せなかった。

愛

自分の好きなこと。

愛する人、愛するものの近くにいる自分が一番生きていると感じる。

子供の頃から見ている自分は常に本当の自分。

感情を忘れたおもちゃも、毎日着替える人形も

鏡に映る自信のない中学生も、その中にいる不安定な魂も

全員私という存在で、皆んな同じくらい大切な存在。

皆んな本物で生きていてリアルだ。

悲しい感情も、寂しい感情も、悔しい感情も全て私。

そんな私も受け入れてあげなきゃいけない。

自分らしい自分でいるためには自分らしくない自分も受け入れる。

私はいつになっても自分が何なのか、誰なのか、
答えを見つけられないかもしれない。

でも今ここに私がいるのは事実。

ここにいる私を愛してあげる。

Kurichun

💜SELFLOVEをテーマに作った作品たち💜