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歩くことで空っぽに

私は時間がある時は、散歩に行くことにしている。普段はちょっとした運動もしてるんだけど、散歩は散歩で別の楽しみがある。

散歩に目覚めたのは、ちょうどコロナで緊急事態宣言の頃。

行く場所がスーパーぐらいしかない頃で、会社と家の往復しかすることがなく、少しでも気分転換がしたかったのです。

始めは家の近所をひと歩き。
次は近くに遊歩道がある公園へ、仕事帰りの真っ暗な中をてくてく歩いてました。

そのうち休日の昼間にも時間を作って散歩を楽しむようになり、
今ではお気に入りの公園が3つあります。
「今日はどの公園にいこうかな?」
とその日の気分で行き先を決めています。

最近はお散歩ノートといって、その日の歩いている時に感じたこと、見つけたことを記録を付けることを始めました。

〇月〇日 
○○植物公園を久しぶりに訪れる。大きな池をぐるっと巡るコース。
葉の落ちた木のシルエットが美しい。
キレイに枝が広がっていて、夕空のコントラストと合わさって心が広がる。

カサカサ、フワフワする落ち葉の上を歩く。
葉が落ちた樹々を見ながら、冬の間に寒さに耐え、春になると力強く芽を出し葉をしげらせる姿を想像する。なんと健気で美しく力強いチカラなんだろうと、じんっとする。

樹々の密集しているところが好き。
夕方のオレンジ色の空とグレーの雲が好き。
心地よい風と鳥の声。ゆったりと空を旋回している鳥のシルエット。
時間がゆったり流れてる

夕暮れと木のシルエット


普段の私の頭の中は、ずっと色々なことを考えてます。

隣の人の声のトーンや言葉の間合いから、相手の雰囲気や機嫌を察したり、

パソコンのキーボードをたたきながら、先の予定を考えて、その時の手順とか、こう行動した方がいいかな?、もしこんな場面になったらこう言うかも?と予習したり、

人の話を聞いてても、一つ気になるキーワードが出てくるとそれについて別の関連すること考えてしまったり

などなど・・・

仕事中も車の運転中も、テレビを見てる時も、頭の片隅では違うことを考えている部分がある。

本当に目の前のことに集中してないのです。


でも、散歩のときは、歩幅を大きく歩くこと、目の前に映るもの、頬に感じる風、そしてどっちの方に行こうか?


過去も未来のことも頭の中で浮かばなくなる。
今、ここにいる瞬間のことに集中していられる。
余計なことは考えなくなる。

なんというか頭の中に余白が生まれる感じかな。
不思議な感覚だなーと感じます。

侮るなかれ、散歩の効果

これからも、ちょくちょく散歩の記録は付けていこうかしらね。


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