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全国各地のレトロ郵便局を訪ね歩いています。その時のメモ、関東編。

こんにちは。切手スパイです。全国各地に残っている「レトロな郵便局」に興味をもち、少しずつ足を運んでは写真を撮っています。noteでは、その旅の記憶を個人的なメモとして書きとめていこうと思います。レトロ郵便局に興味がある!という方はどうぞご覧ください。随時更新していく予定です。

★レトロ郵便局についてもっと知りたい方はこちら→https://retropost.net/


◆東京都:上恩方郵便局(昭和13年築)

今も郵便局として現役です
局内で見上げると提灯が
レトロ郵便局にふさわしいのどかさ…

なんと東京にありながら、現役の局舎。局内に風景印の案内があったのはポイント高いです!そして、古めかしい提灯も・・・。上恩方は自然豊かなところで、夏には川遊びやキャンプに訪れる家族連れが多いようです。
★レトロ郵便局|上恩方郵便局の詳細:https://retropost.net/kamiogata/


◆栃木県:旧栃木嘉右衛門町郵便取扱所

かつてこの一帯を「岡田嘉右衛門」が開拓したことにより、地名が嘉右衛門町。国の重要伝統的建造物群保存地区に登録され、古い町並みが続いています。

★レトロ郵便局|旧栃木嘉右衛門町郵便取扱所:https://retropost.net/tochigikauemon/


◆埼玉県:旧秩父鉱山簡易郵便局

秩父鉱山は、埼玉県にある鉱山です。最盛期には2400人を超える人々がここで暮らしていましたが、現在では金属採掘は中止となり、石灰石を産出するための職員が在中するのみです。そんな中、旧秩父鉱山簡易郵便局は2018年末に閉鎖が決まり、現在は郵便局の看板も取り外され、ポストだけが残されています。
※1枚目は閉鎖後2019年5月に撮った写真。

手堀りのようなトンネル…

秘境ともいわれる秩父鉱山への道のりは、手掘りのトンネルを抜け、落石注意の看板が点々と立てられた道を行くなど、気を引き締めていきたいところ。カーブのある細い崖道では、クラクションを鳴らしながら通る必要もあります。

秩父鉱山全景。旧秩父鉱山簡易郵便局の手前には石灰の山が積み上がっていました(写真右)。かつての住居は廃墟となって周囲に残っています。

通行止め(大雨の影響)が解除された翌日の4月28日(日)に訪れたので、ポストはまだ投函できない状態でした。


◆埼玉県:旧越谷郵便局(昭和10年築)

薄いピンク色のかわいらしい木造洋風建築。現在は診療所として再利用されています。レトロな郵便局のすぐ裏手に大きな木が立っているのが気になります。

越谷郵便局は、昭和10年に全国で初めての女性普通郵便局長が就任したことで当時話題になりました。

裏手の大きな木は神社のそばに寄り添って立っていました。ずっと郵便局と町を見守ってきたのだろうな。


◆東京都:旧福生郵便局

教会として再利用されている旧福生郵便局。ピンク色でかわいらしいです!

屋根の上の郵便マークはそのままに、さらに上に十字架が取り付けられています。神々しい・・・。

こちらも・・・。

教会の向かいに、福生郵便局を開設した田村家の住宅が国の登録有形文化財として残されています。(旧ヤマジュウ田村家住宅)


◆千葉県:旧多古郵便局(昭和17年築)

千葉県の産業交通遺跡に登録されているので取壊しの心配はなさそう。郵便マークのレリーフが凝っていて美しい。局舎2階は電話交換所だったそうです。余談ですが、多古郵便局の2代目局長は内容証明郵便の発案者なのだとか。


◆東京都:旧檜原郵便局(昭和4年築)

払沢の滝へ続く道

昭和44年まで使用されていた局舎を、現在の店主が払沢の滝(日本の滝100選)へ向かうハイキングコースの途中に移築されたそうです(スゴイ!)。

現在は「森のささやき」という、木工品を中心としたお土産を販売するお店になっています。


◆群馬県:旧高山郵便局(1830-1867年築)

登録有形文化財としては局名変更前の「旧中山郵便局」として登録されています。現局が隣接。

時代によって変化する役割
時代劇に出てきそう

★レトロ郵便局|旧高山(中山)郵便局:https://retropost.net/nakayamayubinkyoku/


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