オリンピックの閉会式をやるはずの日に(未来のわたしとの交換日記8.9)

本当なら閉会式をしているはずの日だったらしい。
目覚めた時に、決まって向ける幾つかの視線の先にある、2020年の月カレンダーに書いてあった。
閉会式、どんな演出にする予定だったんだろ?
オリンピック特番ばかりで、見たいドラマが早く終わってたり、いつも見てるバラエティの放送がないからとぶつくさ言っていたのだろうな…
(スポーツの祭典は、開会式と閉会式を見て、あとは、夜のニュースと週末のニュースでいいとこ取り派)

でも、本当に、オリンピックなんて予定されていたのだろうか…と、この非日常に、「オリンピック開催国」というこれまた非日常がかき消されている。街中で見かける2020の表記やCM、決して小さくはないマスコットキャラクターのグッズ売り場が、急に現実を教えてくる。

どうせだったら、オリンピックは無くなったけど、選手は開催されるはずだったオリンピックに向けて、こんなことをしてきていましたよ。この競技は、こんな競技で、マイナーかもしれないけど、こんな面白いことがあるよ。とか、そういうのも見たかったけどな…
あまりにもオリンピックが遠い…延期に揺れている頃よりも、オリンピックが遠い。
オリンピック期間中に使おうとしていた、たくさんの伝手、たくさんの素材、選手だけではなくたくさんの人たちの努力。いくらでも見れたら見たいものはあったけどな…

高校生たちの特別な夏も大事だけど、オリンピックが延期された特別な夏は、開催国だったはずの夏は、そんな風に、何かを教えてくれる時間になっていてもよかったのではないかな…と思ったりする。
そういうのがあれば、来年が楽しみになり人もいるだろうから。
延期なのか、休止なのか、わからない中だけど、少しは触れてもいいのでは?と思うのです。人生をかけている人たちがそこにいるのだから、特別な夏も、これまでの季節も、見てみたかったけどな…と思う。

毎日の人数発表も、ある種日常になってきて、とっても変な感じ。来年って言ってるけど、オリンピックは無理なんじゃないかな…なんて人ごとのように思いつつ、オリンピックに想いを馳せる。
コロナとか関係なく、「世界大会」とか、そういうものも、感覚が変わっていくのだろうか。
オンラインで、5Gで、新しい楽しみ方が生まれて、それこそ、リモートで盛り上がるんだろうか?
ニュースになる渋谷や、大熱狂が試合の状況を教えてくれるパブの賑わい、異文化交流が起こる飲み屋(これ大好き!英語もそんなに喋れないのにやってしまう)。そんなシーンを目にするのも、体感するのも少なくなるのだろうか。

顔を合わせた方が安心できること、顔を合わせた方が楽しいこと、顔を合わせないといけないことできないこと、沢山あるけれど、それらを判断すること、敏感にその空気を感じることが大事になりそうだね。

アフターコロナな、ニューワールドで、私たちは、これまでから進化した新しい何かを、これからたくさん体感するのかもしれないな。今あることも、何が、コロナと決別できた時に淘汰されることで、進化することなのか。日本のマスク文化は、変わらずに進んで、なんなら今まで以上の感じになりそうだけど、世界にはマスク文化は根付かなそうだし。

電車もバスもは、「満員」「ぎゅーぎゅー」ではないけど、人がそれなりに乗っている。
「満員電車」を見かけても、乗ることはなく過ごせてるけど、多分もう乗れないな…
元々好きでないけれど、乗らないために早く出れるなと思ってるところはある。
いつも夏は特に思うけど、今年は、本当にそう思う。


新しい夏、新しいお盆休み。
明日からのスケジュール、本当にどうしようかな。



未来のわたしとの交換日記
8/9 夏休みの過ごし方に頭を抱えるわたしより

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