〈タイムスリップ2004-2007〉郡山スケッチ〜この時代のカフェを中心に
現在、こんな思いで↓2000年代にタイムスリップ中です♪
今回は2004年から2007年にかけて、メモ的に撮影していた郡山市内のお店の中から、残念ながら閉店してしまったお店をカフェを中心にご紹介。
〈2004年〉なかまち夢カフェ
この頃、なかまち夢通りでおこなわれていた「なかまち夢カフェ」のワンシーン。うすい百貨店前の舗道に映える赤い椅子。市内のスローフード系のオシャレカフェのはしりだったアーマ・テラス(このお店も並木店は閉店)が「アーマ・カフェ」を出店していたり。
メニューも撮影した記憶があるのだけど、残ってるのはベンチの写真ばかり(どういうこと???)
〈2006年〉喫茶さらぬま
清水台の商工会館近くにあった古民家カフェ。古い建物を生かしたステキな雰囲気だった。閉店してしまったが、建物は現在も残っているよう。
ちなみに皿沼とは、昔、商工会館の近くにあった池の名前らしい。郡山に残る虎丸長者伝説によると、長者の屋敷の使用人がそこで皿を洗っていたので、「皿沼」と呼ばれるようになったそう。
〈2006年〉料亭辰柳
清水台か細沼にあった料亭辰柳での1枚。
大正時代だったか昭和初期だったか…その昔の郡山は料亭が軒を連ねる街だったらしい。現在は飲食ビルが建ち並ぶ陣屋は、料亭が並び、柳が揺れるお堀があり、夕方になると芸妓さんが髪結にいったり、三味線をつまびいたりと、大変風情のある一角だったとのこと。
ちなみに「陣屋」は通称(字名ではない)。郡山駅西口に向かって右側の飲食ビルが集積する一角が「陣屋」。その名の通り、昔は陣屋があったそう。
辰柳は、郡山に残る数少ない料亭の1軒だったが、震災後、閉店してしまったと聞いた。この写真も貴重な1枚になるのかもしれない。
料理人の皆さんの中には、その後、市内で自分のお店を構えた方もいらっしゃいます(一芳さんもその一人)
〈2005年〉一扇(いちおうぎ)
住所は西ノ内になるのだろうか? 現在のファミリーマート西ノ内店前にあった干物が絶品の居酒屋。何を食べてもおいしくて、当時お仕事をいただいていたデザイン事務所の方と何度も足を運んでいた。
下の写真は2005年9月の「中秋の名月」の日に撮影。この日はまたもや友人Mと郡山市中田町の「秋蛍」を見に行ったと記憶。
「秋蛍」とは、中田町の伝統工芸である海老根和紙を使った行燈を並べたイベント。とてもきれいだったが、行燈の写真はとてもお見せできるような完成度ではないため、掲載を差し控えさせていただきますm(_ _)m
この日は友人Mと干物定食を食す。
食後に奥さんが「今日はお月見だから」とご好意で出してくださったのが、下の写真。干物定食の写真がないのは、とても残念だけど、月見だんごがかわいいから、まあいいか。
一扇さんも数年前に閉店。もう一度、あの旨味が口の中にじんわり広がる絶品干物を味わいたかったな。
〈2007年〉喫茶(カフェだったかも?)さりげなく
合同庁舎前の通りにあった、ちょっと変わった店名のカフェ。喫茶はもちろん、占い(記憶ではタロットカード)もしてくれるカフェだった。
このお店も閉店。跡地にはどんなお店がオープンしたか不明。
〈2007年〉PLAY TIME CAFE
安高(あんこう)通り、安高近くにあったカフェ。リノベの雰囲気やユーズドなインテリアもよかったけど、それ以上にマスターが丁寧に淹れてくれるコーヒーが絶品だった。
安高とは、安積(あさか)高校のこと。現在は共学だが、当時はまだ男子校だったと記憶。
もう1枚掲載したかったけど、修正しても「ぼやーん」とした感じにしかならなかったので、いっそモノクロに…💦
〈2007年〉倫敦亭
ビューホテルアネックス裏の通称「芭蕉通り」の一角にあったパブ「倫敦亭」が駅前大通りに移転。移転後は飲食店ではなく、着物の端切れなどを使ったブックカバーや和食器など和雑貨のお店になっていた。
特にすばらしかったのが、本好きな店主が本の中身に合わせ、端切れでつくったブックカバー。夏目漱石の『吾輩は猫である』に猫の柄の入った(刺繍だったかもしれない。そのへんは記憶があいまい)ブックカバーやしおりがあったような気がする。
手前のテーブルの上に並ぶのが、手づくりのブックカバー
2011年以降も、メモ的に街並みや店内の写真を撮らせていただいたけれど、2010年より以前の写真には、やはりなつかしさを感じる。
郡山もうすい百貨店前の通りが「なかまち夢通り」になったり、駅前大通りにチャレンジショップがオープンしたりと、今より活気があったような気がする。
ちょっとノスタルジー…。
現在2003年から2010年までの自分にタイムスリップ中♪ 写真を中心に当時の思い出を振り返り中です。
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