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これまでの“旅”を振り返ったら、楽しくて、豊かな“瞬間”がたくさんあったことに気づいた

2024年1月3日の岩角山岩角寺(いわつのさん がんかくじ)の大梵天祭の記事を書いていたのだけれど、なかなか乗れなくて、気分を変えるため、写真専用の外付けHDの中身を見ることにしました。

2017年か2018年のことだったと思いますが、

「最期の瞬間に『見るべきほどのことは見つ』の気分で旅立つために、行きたいところに全部行きたい!」

という思いが心の奥底から突き上げてきて、それに動かされるように、関西へ、出雲へ、北東北へ、新潟へ、旅に出かけはじめました。

そこには「後悔」と「欠乏感」があったような気がします。

それまでの私は、テレビやネットで、旅をしながら生きている人を見かけるたび、「いいなあ」と羨ましがり、嫉妬して、だけど「自分にはできない」と思い込んで生きてきた。

「本当にやりたいことをやっていない」「私はまだ何も成し遂げていない」という思いもあったかもしれません。

でも、今回、2017年以前の写真……私が無意識の中で「なんだか違う!」と違和感を感じつつ、生きていた時代の写真を丁寧に1枚1枚見ていったら……

そこには、びっくりするくらい、メチャクチャ人生を楽しんでいた自分がいました。

友達と横浜や東京、新潟へ行ったり
友達に会うため京都へ行ったり
カフェでスイーツを楽しんでいたり
街の風景を撮影していたり

1枚1枚に、楽しい”体感”、”豊かな瞬間”が収められていました。

だけど、そのときの私は、それに気づいていなかったのだと思います。「欠けているもの」「足りないもの」しか見ていなかったから。

姉妹ページの「まひろ」に書いたように、今年のお盆休みは「自分自身を探す旅」に出かけました。

そこで一つ分かったのが、「私には、欠けているものばかりに目がいく」傾向があるということでした。
自分ではポジティブだと思っていたし、最終的にはポジティブだと今も思っていますが、特に自分に対してネガティブになりやすい。

これまでの人生に「足りなかったもの」や「持っていないもの」、自分の性格の「欠点」に目がいきやすい(長所とか、「最終的にはポジティブ」くらいしか思いつかない😱)

昨年、これまでの人生の「ダメだった部分」や「自分を守るために、人を傷つけてしまったこと」に徹底的に向き合ったことで、その傾向がよけいに強まったような気がします。

もちろん、「自分に欠けているもの」に向き合うことも大切だと思いますが、向き合い過ぎると、自分と自分の人生を全否定する方向へ行ってしまいます。完璧主義者にありがちな「ゼロヒャク思考」です。

私はもっと、「自分が持っているもの」や、「過去の楽しい体験、豊かな瞬間」に目を向けたほうがいい。

写真を紐解いて、過去の体感が「今のわたし」をつくっていることに、あらためて気づきました。

自然や神社仏閣、歴史、お祭りも好きだけど、友達と一緒に楽しんだステキなホテル、高級スイーツ、プチ贅沢もとっても楽しかった♪

そして、いろいろあって、離れてしまったけれど、その体験を分かち合う友達がいてくれたことにも感謝です。

少し前までは、岩角山岩角寺の大梵天祭と、最近のいくつかの記事を上げてから、本格的に「旅」を意識しはじめた2017年、2018年からの旅レポを投稿しようと思っていましたが、今の私に必要なのは、それ以前の自分を振り返ることなのかも……いえ、振り返りたくなってきました。

私はずっと、「あの時代の自分はいつも“何かが違う”と感じながらも、自分を偽り、やりたいことをやらず、適当に生きていた」と思っていました。

でも、それは思い込んでいただけ。
「欠けている部分」ではなく、過去の自分が体感していた「楽しさ」や「豊かさ」にもっと目を向け、それを味わうこと、自分の人生をポジティブにとらえること、肯定すること。

それが今、必要だと感じています。

というワケで、”2000年代のわたし”に会うため、タイムスリップ!

※見出し写真は、銀座のマリアージュフレル本店にて。とってもリッチなティータイムでした♪


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