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もしもし留守電さん
今日は、ちょっと(かなり)親ばか投稿。
先日、ひさしぶりに外での打ち合わせがあって、帰りの時間がお子①の下校時刻ぎりぎりかもな…という状況だった。だから、「君が帰宅する時点でわたしはいないかもだから、ひとりで過ごしててね」という旨は事前に伝えてあった。
予定どおり打ち合わせはちょっと長引いて、最寄り駅から自転車をかっ飛ばして玄関のドアを開けると、お子①が小さなバッグを片手に靴を履いて、めそめそしてた。
あれ? どーした。ごめんよー。
とっさにそんな声が出てしまったけれど、どうやら、理由は違うらしい。
お子①は、友だちの家に遊びに行っていいかの許可をもらいたくて、わたしに何度も電話していたのだ。
ごめん、自転車かっとばしてたからぜんっぜん気づいてなかったよ。
と、いうやりとりを交わして、お子①はメソメソだった目をごしごしぬぐって、「じゃあ、行っていいの?」
「もちろん、いいよ」
と、そそくさ、お友だち宅へと出かけていった。
そのあと、わたしはお子①小学校の個人面談へ。担任の先生とはなんと初対面。でも「誰とでも偏りなく仲良くできる子で、のんびりマイペースさんで、お友だちの気持ちのよくわかる子ですね。たぶんクラスのみんながあおさんのこと大好きです」と言われて、素直にうれしかった。
わたしたちがお子②を失ったことも、今度の先生はちゃんと把握してくれていて、彼女がどう受け止めているかは計り知れないけれど見守ります。と言われて、ほっとした。
学校のことはこれっぽちも話さないお子①なのだけれど、自分なりの世界が、もうちゃんとあるんだよなあ。
そんなことで、いつもの日常のつづきに戻り、あれこれやって、みんなが寝静まった夜、何気なくiPhoneを見たら、留守電が入っていることに気づいた。お子①からの。
聴いてみて、震えた。笑いで。
留守電という機能について、たぶん詳しくは知らなかったお子は、留守電の声の女性に向かって一生懸命しゃべっていた。
「わたしは、ヤマモトキオさんと話したいんです。わたしの友だちの、えっと、●●さんの家に遊びにいきたいのですが、行ってもいいかどうか訊きたくて、きました!」
なんて可愛いんだ。親バカだけれど。
あんなふうに転がってたベビが、自分の頭で考えて、自分の行動を決めるところまで、もう来たんだな、と、しみじみした。
親離れも秒読みか。
(子離れの準備しとかないと、こっちがつらそうだね)
もしもし留守電さん、お子①はもう大丈夫そうですね。
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